メディキット(株)【7749】の掲示板 2015/04/29〜

アンジェスの記事
日経 http://www.nikkei.com/article/DGXLZO99218030S6A400C1TJC000/
メディキットなど、薬剤塗ったカテーテル開発　患者負担軽減
2016/4/3 0:02日本経済新聞　電子版

　医療機器メーカーのメディキットは創薬ベンチャーのアンジェスＭＧと共同で、詰まった血管を広げるバルーンカテーテル（医療用細管）に薬剤を塗った製品を開発した。薬剤により治療の効果をより高める。今秋にも厚生労働省に承認申請する。カテーテル治療は開腹手術が不要なため患者の負担が小さい。手術時間と入院期間を減らせることから、医療費の削減にもつながる。

　バルーンカテーテルは、動脈硬化などで詰まった血管の中で風船のように膨らみ、血流を確保する。従来は血管を拡張しても再び狭くなる「再狭窄（きょうさく）」を引き起こす課題があった。

　新製品は血管を広げるバルーンの部分に抗炎症作用のある薬剤を塗ることで、再狭窄を起きにくくする。承認されれば、抗炎症剤を塗った同器具は初めて。薬剤は病気に関わる遺伝子に直接作用する種類で、副作用が少ないという。

　医療機器各社も薬剤で治療効果を高めた製品を相次いで発売している。
　米医療機器大手のボストン・サイエンティフィックの日本法人やテルモは、血管内に留め置いて詰まりを防ぐステントで、薬剤を効果的に溶出する製品を国内で発売した。心臓の冠動脈の再狭窄を防ぐほか、狭心症や心筋梗塞の治療で使う。