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プレシジョン・システム・サイエンス(株)【7707】の掲示板 2020/07/26〜2020/07/27

経産省補助金のポイントは ズバリ「核酸抽出試薬」

全自動PCR装置で話題になっているPSSですが、PSSが世界から評価されてきたのはPSSが開発し特許をもっているMagtrationを利用した「全自動の核酸抽出技術」です。
2016年に自社ブランドで販売開始した全自動核酸抽出装置MagLEADは世界中で年間1000台以上売れています(NPSホームページより)。
magLEADはPCR検査の前段階(核酸抽出工程)において複雑な手作業をボタン一つで賄うため、今回のコロナ禍でも大活躍しています。ニュース映像などでPCR検査機の横にmagLEADが置かれているのを見られた方も多いと思います。PCR検査機自体は各社から安価なのが販売されているので、現場ではそれと組み合わせて使用しています。実は全自動PCR装置の販売台数にかかわらずコロナの検出に世界中で数千台のmagLEADが使われているんです。
IRさんの説明によるとmagLEADの後工程にPCR検査機を引っ付けて全自動化したのが全自動PCR装置(エリートインジーニアス、ジーンリード8)ということになります。


ここからがポイント。
経産省の資料には「PCR検査試薬」としてPSSが採用されましたが、PSSからのIRには「核酸抽出試薬および消耗品増産」となっています。

全自動PCR装置の販売台数や今後の導入が掲示板では話題になっていますが実はPSSが狙っているマーケットは「核酸抽出試薬」です。
magLEADとジーンリード8、エリートインジーニアスは世界で数千台活躍していて同じ核酸抽出試薬を使用します。
これがコロナ禍でフル稼働していると考えると試薬のニーズはとんでもないことになります。

コロナ禍の3月に「核酸抽出試薬」の売り上げは1.4億円近く上乗せがありました。現在は月2〜3億円の売上げはあるでしょう。
それだけ生産していても需要に対して供給が足りていないということでの増産体制の構築。

IRに聞いた際には「今回の増産体制で生産能力は数倍になる」と教えていただきました。
正式な発表が待ち遠しいですね。