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(株)Nuts【7612】の掲示板 2019/03/14

FAAも737 MAX飛行停止命令 エチオピア機墜落で
3/14(木) 6:52配信

FAAに米国内での飛行停止が命じられた737 MAX

 FAA(米国連邦航空局)は現地時間3月13日(日本時間14日)、ボーイング737 MAX 8と737 MAX 9に対し、米国での飛行停止を命じた。10日にエチオピア航空(ETH/ET)のアディスアベバ発ナイロビ行きET302便(737 MAX 8、登録記号ET-AVJ)が墜落したことによるもので、すでに飛行停止を指示している各国の航空当局と足並みをそろえた。

◆米国内で飛行停止

 737 MAXの墜落事故は、今回で2件目。2018年10月29日に起きたインドネシアのLCC大手、ライオン・エア(LNI/JT)のジャカルタ発パンカルピナン行きJT610便(737 MAX 8、PK-LQP)に続くもので、現時点で原因は判明していない。

 FAAは、13日付で737 MAX 8と9の米国内での飛行停止を指示。飛行中の場合は最短距離で着陸させ、離陸は認めない措置を取った。

 JT610便の墜落については、FAAは737 MAX 8と9に対してAD「2018-23-51」を発行。事故機が機体の姿勢制御時に、翼と対向する空気の流れの角度「迎角」を検出する「AOAセンサー(Angle of Attack sensor)」から入力される値に誤りがあった。FAAによると、AOAセンサーから情報が誤入力された場合、パイロットが操縦不能になり、過度に機首が下がることによる高度の損失などが生じるという。

 FAAはAOAセンサーの問題に関連し、ボーイングが737 MAXで新たに採用した操縦特性を向上させる新システム「MCAS: Maneuvering Characteristics Augmentation System」の改修を指示。3月11日の声明で、MCASの機能強化など設計変更を指示するADを、4月までに発行予定であることを明らかにした。

 ボーイングによると、MCASのソフトウェア改修や、マニュアル類の見直しなどが実施される見込みだという。