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黒田電気(株)【7517】の掲示板 2015/11/29〜2017/06/30

村上陣営の議決権比率が30.54%から31.56%にさらに増加、少なくとも15日まではほぼ毎日のように取得し続けています。3分の1以上の議決権比率まであと2%足らず、株数にして約80万株ほどの取得というところまで迫っており、もし実現すれば、会社提案の特別決議を村上陣営だけで否決可能となります。そうなれば、経営への関与度合いが一気に高まることとなり、現経営陣にとっては経営戦略を練り上げる上でも、独自の裁量権は極めて制約されます。はたして、役員受け入れも止む無しとでも考えているのかとまで深読みしてしまいます。
また、村上陣営の提言してきた思い切った株主還元策などもいよいよ現実味を帯びてきます。株主にはさまざまな投資スタンスがありますが、たとえ一過性とは言え短期的に配当で大きくとれることを良しとする投資家も少なからずいます。
黒田電気の配当実施は、定款上取締役会で決定することになっていると思われるのですが、前期決算は1株の連結当期純利益が特損の影響で100円97銭に落ち込み、その64.4%の還元という方針に則ったがために、期末配当が47円予想から18円へと大きく減額修正されたという苦い記憶が株主にはあります。その後、特損のような特殊要因を調整した後の連結当期純利益を還元のベースにするという旨のリリースは出されたものの、今年1月31日に通期業績を下方修正。少なくとも第3四半期までは目立った特損もなかったですから、122円23銭の連結当期純利益の65%で計算すると79円、つまり、期末配当だけで言えば32円程度に減額されてもおかしくないはずです。もし、業績見通しは下方修正するが、配当は当初予想通りということを好意的に解釈すると、配当は期初予想を貫くという強い意思なのかともとれますが、決算発表との同時発表で、やはり減額しますなんてことも十分に考えられ、またしても株主の期待を裏切ることにでもなれば、現経営陣に対する不信感は一層高まることになります。もっとも、仮に年間79円配当でも配当利回りは3.4%と高いことに変わりありませんが・・・。しかし、まだまだ思惑絡みの銘柄というポジショニングではあります。