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(株)安永【7271】の掲示板 2017/01/26〜2017/04/26

―円高推移で日経平均反落も、4-12月期評価した個別銘柄物色は活発化―

 週明け30日の東京株式市場は、外国為替市場で一時、1ドル=114円台前半へと円高・ドル安が進行したことを嫌気して、輸出関連銘柄を中心に売り優勢の展開となった。ただ、一方で佳境を迎えている4-12月期決算の内容を評価した個別銘柄物色も活発化している。そこで今回は、前週に通期経常利益の上方修正を発表したなかから、増益予想の銘柄に注目した。

●安永は2度目の上方修正で経常利益を大幅増額

 安永 <7271> は24日、17年3月期通期連結業績の上方修正を発表した。従来予想の売上高340億円は据え置いたものの、経常利益を5億円から10億円(前期は1億5800万円の赤字)へ大幅増額した。今期業績の上方修正は11月に続き2回目。自動車エンジン部品や、機械装置の機種構成良化などで採算が大きく改善することが寄与している。また、外国為替市場での円安進行に伴い、外貨建て借入金の為替評価損が減少することも利益上方修正の要因となっている。

●黒崎播磨は耐火物の販売数量が想定上回る

 黒崎播磨 <5352> は27日、17年3月期の連結業績予想について、売上高を1030億円から1100億円(前期比4.4%減)へ、経常利益を60億円から75億円(同30.1%増)へ上方修正した。耐火物関係の販売数量が想定よりも増加していることや、第3四半期からTRLチャイナを連結化したことなどが要因。さらに、コストダウンの進展や、外国為替市場での円安進行に伴う為替差益の発生なども利益を押し上げている。また、業績予想の修正に伴い、従来未定としていた期末配当を8円にすると発表した。年間配当は13円となり、前期の10円に対しては3円の増配となる。