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ライフネット生命保険(株)【7157】の掲示板 〜2015/04/28

暇だったので、保険業法113条繰延資産のその利益へのインパクトをざっと計算してみました。
http://i.imgur.com/eVshE.png

2013年3月期決算では、繰延資産計上額3,400百万円と勝手に予想しました。そして、次期も事業費の水準が変わらないと仮定すると、2013年3月期では繰り延べられていた費用が、2014年3月期にはダイレクトに乗っかるわけです。

これをみると、最終利益がプラスになるのは2〜3期先のような気がしますが、いかがでしょうか。

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(補足)
繰延資産を計上するとその分費用が減少しますので、その期の利益押し上げられます。一方で、減少した費用は繰延資産の償却というかたちで先の期に配分されます。

さて、保険業法113条を見るとわかりますが、保険業法113条による繰延資産は当該保険会社の成立後の最初の5事業年度まで(2013年3月まで)しか計上することができません。次期からは保険業法113条による繰延資産は計上することができないわけです。

これが利益にどのような影響を与えるか?

繰延資産計上による費用の持ち越しができなくなり、これが利益を押し下げる要因となります。また、会社設立以後計上してきた繰延資産の償却も残っているので、これも利益を押し下げる要因となります。