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(株)村田製作所【6981】の掲示板 2019/04/16〜2019/05/07

🔅メトロサーク

5G時代には 表面波(SAW)フィルター、デュプレクサ等 村田製作所が
トップシェアとなる通信系電子部品の更なる増加が予想される他、5G時代
を見据えて開発されてきた 樹脂多層基板「メトロサーク」も売上げに
大きく貢献すると思われます。

メトロサークの売上げは、前四半期に比して若干の落ち込みとなってい
ますが、それでもMLCC 37.1%に次ぐ 通信モジュール 29.7%の稼ぎ頭
であり、村田製作所の看板商品として今後の5G時代において益々大きな
存在になると思われます。21年にはメトロサーク 売上げを1000億円まで
拡大させる計画 とされています。

4Gの10倍以上の高速・大容量通信スペックである5G、 4K/8Kの超高解像
度動画や大量のデータ伝送、 自動運転やVR/AR技術と融合させる5G通信
インフラサービス等 においては、メトロサーク等のLPC(液晶ポリマー)
基盤が キーデバイスのひとつになる といわれています。

村田製作所では、LCP原材料フィルムから内製化しており、その原料工程も
増産することになっています。生産子会社の伊勢村田製作所(三重県津市)
に40億円を投じて 19年4月の竣工を目指して新たに生産棟を建設中であり、
ポリマーフィルムを用いた銅張積層板の能力増強予定とされています。


🔅電池事業 と 全固体電池

ソニー電池事業買収による 村田製作所 電池事業は 1、2年後の黒字化が
見えてきた といわれています。 当面 既存のリチウムイオン二次電池 や
新規開発の産業向けコイン形二酸化マンガンリチウム電池(コイン電池)
の販売で黒字化を目指し、ウェアラブル向けには 本年度中に投入予定と
される 薄膜型全固体電池での参入を目論むものと思われます。

TDK子会社 エプコス開発の 全固体電池 CeraCharge(セラチャージ)
よりもエネルギー密度が高い といわれる村田製作所の全固体薄膜電池は、
樹脂フィルム上に熱処理が不要な正極材料と酸化物系固体電解質(LiaGebPcO4)、負極材を単層重ねたセルとすることで、
フレキシブル性が確保されています。

今後5G時代に合致し、特にMLCCの値上げ効果とメトロサークの売上げ
拡大が当面の村田製作所の業績を引き上げていくと予想されます。