ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)キーエンス【6861】の掲示板 2020/05/13〜2020/05/25

>>748

成功の理由は「ミステリー」

さらには、納豆を食べているお陰で免疫力が高いとか、日本語は他の言語に比べて話す際に飛沫が飛びにくいからといった、根拠の不確かな情報がインターネットやテレビのバラエティー番組で飛び交っていることも伝えている。

経済専門メディアの米ブルームバーグは同じく東京発の記事で、「国民は移動を規制されず、レストランも理容室も営業を続け、人々の動きを追跡する最先端のアプリもなく、国は感染症に対応する専門の中央組織も持たず、検査率は人口のわずか0.2%と先進国の中では最低レベル。にもかかわらず、感染拡大は抑えられ、死者数はG7(主要先進7カ国)の中で飛び抜けて低い1000人以下にとどまっている」と報じた。多少の事実誤認はあるものの、日本は新型コロナの抑え込みに「成功した」と報じている。

同紙は、成功の理由として、全国にある保健所の存在と、それによって感染者の追跡が徹底して行われ、クラスターの発生を極力、未然に防ぐことができたという専門家の意見を紹介。また、ウイルスの種類が欧米で広がったものより毒性の低い種類である可能性を指摘した。

オーストラリアの公共放送ABCは、「日本は、満員電車、世界で最も高い高齢者率、クルーズ船上での感染爆発、罰則なしの緊急事態宣言など、大惨事を引き起こすためのレシピを見ているようで、イタリアやニューヨークの二の舞になると懸念されたが、それは避けられた。だが、封じ込めに成功した理由はミステリー(謎)だ」と報じた。

ABCは、日本の成功の理由を探ろうとノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑氏に取材。記事によると、本庶氏は「なぜ日本の感染率や死亡率がこれほど低いのかは、ほとんどの医学の専門家にとって依然、ミステリーだ」と述べた上で、「日本人は手を洗う習慣があるなどきれい好きで、(人前で)キスやハグもしない」と語った。さらにABCは、本庶氏が結核を予防するBCGワクチンの影響を示唆したことに触れ、「BCGの接種はオーストラリアや米国、英国では一般的ではない」と指摘した。
安倍首相は評価されず