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TDK(株)【6762】の掲示板 2019/05/29〜2020/01/12

米中紛争は持久戦~現実は、Huaweiが有利?

Huawei、必要部品は1年分の在庫を備えたと報じられている。
ARMのISAライセンスはARMv8までは契約済みで、P30 Pro / Mate 20 ProのCPU のkirin 980のARM Cortex-A76、ARM Mali-G76の利用に途中解除はありえない。kirin 980は、iPhone XS/XS MaxのA12 Bionicと同性能。
Hisiliconは、既に後続機でない5G通信に対応するKirin 990の開発中で、ARMv9契約していれば、2020年の次世代も確保していることになる。v8での5G機の開発であれば、次世代CPUが利用できる競合他社に勝てなくなる。
すなわち、Huaweiは、蟻のように働き1年分の部品在庫を蓄え、v8での半導体製造には2年間に支障がないがく、2020年頃のARM新世代がでれば、競走には勝てない。Android 代替OSは中国国内では、そもそもGoogle Playを使ってないので、重大な障害ではないので、全体売上の1/4(通信とスマホが半々で、うち国内販売が半分)に障害はない。
課題はスマホのフラッシュメモリとモーションセンサ、パワーマネジメントICが米企業で、代替がいる。5G部品も米企業に依存している。

QualcommやApple等も、中国同様、当然なこととして、グローバル市場のサプライチェーンが使えることを前提に事業モデルを構築してきた。米商務省はHuawei制裁措置発動に90日間猶予を設けた。その間に、米テック会社は既存の製品やサービスをHuawei等中国技術なしでやっていくための対策をとらなければならない課題を与えた。米テック会社は、得た利益を貯えることなく、きりぎりすのように高額の自社株買いと配当で、投資家に分配してしまった。
iPhone組立は中国で、バッテリ供給は中国企業。音楽や動画の配信サービスの配信元のデータセンタは中国製のサーバーや機器で埋め尽くされている。
米中テック産業のリンクに障壁を設ければ、クラウドコンピューティングの提供と供給で、米の安定を揺るがす結果になる。
90日後に制裁が実行されたら、米消費者にまで影響が及ぶ怖れがある。中小の通信会社はHuaweiが排除されたら、ネットワークが停止する恐れがあると...