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明星電気(株)【6709】の掲示板 2018/12/19〜2019/12/05

プロジェクト ケンタウルス(仮称)

> トヨタ自動車と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12日、月や火星などの宇宙探査での協業を検討することで合意したと発表した。燃料電池車(FCV)の技術を活用し、月面を移動する有人探査車を開発する。・・・日本としては民間との協力関係を築き、いかに存在感を示すかが課題となる。トヨタとの協業は民間の参画を促す「呼び水」となりうる。 (日経電子版3月12日)


 トヨタがどんなに研究開発資金を持っていようが、JAXAがどんなに宇宙関連の技術をもっていようが、それだけでは参加者多数のプロジェクトを成功させることはできない。多数の参加者の意向をくみ取り、技術的な問題にも精通したアレンジャーが必須であるのは誰でも分かること。

 「おい、契約したコストで、納期までに、所要のスペックのパーツを、持ってこいや、ゴラァ~」てなスタンスでは、プロジェクトをまとめることはできない。一方、「プロジェクトのセグメント間の、スペック合わせ」には、相当程度の技術的な知識が必要になり、単分野での専門馬鹿には務まらない仕事だ。

 もし、その2つの要件を満たした人材、すなわち「監督官庁、発注側、下請け、広報などなどの関係者のワガママ仕様、短納期、過酷コストな理不尽な要求を、嫌な顔せずに、一つ一つ調整できる人」しかも、「月面探査の研究に長年従事してきた人」が存在すれば、年俸1億円×10年の長期契約でも、トヨタにとっては高くない。

 新社長サンシャイン池山の、初仕事は「ケンタレンタ」だ。社員をトヨタに有償で貸し出すもの。ケンタの年俸が1千万あるとは思えないので、年間9千万は利益に貢献できる。