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富士通(株)【6702】の掲示板 2015/11/21〜2016/02/15

東芝 <6502> と富士通 <6702> のパソコン事業の統合に向けた交渉が大詰めを迎えている。ソニー <6758> のパソコン部門が独立したVAIO(長野県安曇野市)も参画する。3社は持ち株会社を設立し、各社のパソコン事業を傘下に置く枠組みを軸に検討を進めている。東芝の「ダイナブック」、富士通の「FMV」、「VAIO」の各ブランドも当面維持する方針だ。
 3社は、統合を機に生産体制を見直し、部品調達で価格交渉力を強めたい考えで、今年度中の合意に向けて交渉を急いでいる。3社統合が実現すれば、国内出荷シェアは、NEC <6701> レノボ・ジャパングループを抜き首位となる。
 東芝は、パソコン事業を4月に分社化する計画を公表済み。2月中に白物家電、パソコン事業の具体的な再編の方向性を示す予定だ。富士通は2月1日付でパソコン事業を分社化した。
 東芝、富士通とも不振のパソコン事業を連結決算の対象外とするため、統合会社への出資比率を50%未満に抑えたい意向だ。統合会社の主導権は、VAIOの親会社で投資ファンドの日本産業パートナーズ(東京)が握る見通し。
 3社がブランドを維持するのは、世界初のノート型パソコンであるダイナブックや、FMシリーズ、VAIOとも国内での認知度が高く、新たな統一ブランドを設けるより効果的だと判断しているため。
 調査会社のMM総研(東京)によると、2015年度上半期の国内パソコンの出荷シェアは、NECレノボが27.7%、東芝、富士通、VAIOの3社合計は30.2%だった。