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千代田化工建設(株)【6366】の掲示板 2019/12/08〜2020/01/05

今朝の日経MPの日揮H佐藤会長CEOのインタビューで感じた事は、海外プラントビジネスの収益性確保の難しです。(リスク管理は利潤の確保で、向上ではありません)
原産国顧客のプラント運転能力等の向上により、力関係が逆転して顧客要求は強まる傾向でしょう。(サウジ、クウエート、カタール、インドネシア等々)
大型化、短納期、新技術、新地域等でリスクも増加傾向に有り、リスク管理の徹底だけでは収益性の向上には難しいでしょう。(過去の利益率の低さを参照)
顧客リスク管理としては、アフリカは容易。日揮は従来からアルジェリアに常駐の事業所を維持し、モザンピークで新規大型受注の収益性は有望でしょう。
ただし、殆どの新規案件は大型化、短納期、対顧客・機器メーカー・サブコンとの力関係低下によりリスク管理の徹底を図っても、従来以上の収益確保は容易ではないでしょう。リスク管理は鼬ごっこで、寧ろ、リスクの最小化が急務でしょう。
顧客関連では、コストプラスフィー契約(設計・機器発注までは顧客共同)や、設計・施工管理とだけの契約でリスクは激減します。(要、収益確保がどうなるかの分析)
全く逆に、機器メーカーやサブコンのM&Aで個別リスクは激減します。新たに、維持運用リスクが発生しますが。
本業のLNGプラントビジネスの以外の新分野や新技術開発は収益確保への寄与は少なく、本業のリスク管理の抜本的な改革が急務と思われます。(因みにリスクには個別的と抜本的があり、抜本的なリスクは改革が必要では)