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(株)ゲームカード・ジョイコホールディングス【6249】の掲示板 2023/04/11〜2023/05/11

1ー3月は端境期
海運の特需とは違う

前年11月に新型遊技機「スマスロ」の導入が始まり、2022年10-12月(前3月期第3四半期)はユニット需要の急拡大でダイコク電機<6430.T>やゲームカード・ジョイコホールディングス(GCジョイコ)<6249.T>、マースグループホールディングス<6419.T>など関連株が急騰した。注目されるこの先を分析してみたい。

―有力新台、 導入続く―

 足元の23年1-3月(前期第4四半期)は、導入後の出荷増の反動があったことも見込まれる。しかし、4-6月(今期第1四半期)以降はユニット需要は再び拡大傾向をみせ、需要は長期で発生する可能性が高い。4月28日に決算を発表したセガサミーホールディングス<6460.T>はアナリスト説明会で、4月の初期段階でのスマス ロ「北斗の拳」の出荷台数が4万台とシリーズ最高の初動となったことを明らかにした。稼働水準も高く、追加の需要もかなり大きいようだ。

 その後、5月には、平和<6412.T>が「スマスロL主役は銭形4」、大都技研が「スマスロSAO-ソードアートオンライン」、ニューギンが「ベルセルク無双」、6月には京楽が「スマスロLにゃんこ大戦 争」をリリースする。その後も大ヒットシリーズの「エヴァンゲリオン」の登場も視野に入る。

 ただ、パチスロメーカーには部材不足の問題が存在する。セガサミーHによると、「北斗の拳の大幅な追加増産には時間がかかる」ということだ。あくまで推測だが、大幅な増産は夏場以降になるかもしれない。それでも、「初代 北斗の拳」が累計60万台超のモンスターマシーンだったことを考えると、その後の期待は膨らむばかりだ。

―1-3月決算は期待禁物-

 これは、業界全体で息の長い需要のメリットを享受することにもつながる。正確な予測は難しいが、5-10年に及ぶことも視野に入る。コンテナ船特需が2年余りで終えんした海運のように、関連企業が早期に大幅な減益に転じる心配は少ないと言える。

 各社の業績計画は慎重になりがちな上、1-3月は需要の端境期だったため、目先の決算への過度な期待は禁物だ。しかし、決算を受けて失望売りが広がれば、4月以降の需要拡大と需要長期化を見越し、関連株の押し目買いは有効な選択肢となり得るだろう。調整幅が大きいほど妙味も拡大しそうだ。

[ 株式新聞ニュース/KABDAS-EXPRESS ]