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(株)石川製作所【6208】の掲示板 2024/04/18〜2024/05/12

2024年5月6日、米比合同軍事演習「バリカタン24」で、4月下旬に行われた新世代のゴーストライダーAC-130Jが、仮想敵国の模擬漁船に発砲するために投入され、グレーゾーン紛争における米軍の対抗措置への懸念が高まっている。

AC-130Jゴーストライダーは米空軍特殊作戦司令部(AFSOC)が使用する特殊機で、機体側面に30cm機関砲と105cmグレネードランチャーを装備し、空中で旋回しながら地上部隊に強力な火力支援を行うことができる。また、GBU-39小口径爆弾、GBU-69小型滑空爆弾、AGM-114ヘルファイア、AGM-176グリフィンなどの軽戦術ミサイルなど、さまざまな空対地兵器を搭載することができる。

アジアヨーロッパタイムズ(eurasiantimes.com)は5月5日、AC-130Jの中国漁船を模した標的は、象徴的な意味を持つと報じた。近年、中国は南シナ海やその他の係争海域で、主権を主張するために大量の漁船をしばしば使用しており、国際的な懸念を引き起こしている「グレーゾーン」戦術である。専門家たちは、中国が政治的戦略的目的の延長として漁船を利用し、武力に訴えることなく海洋権益と領有権を主張していることを長い間観察してきた、と報告書は述べている。要するに、これは「グレーゾーン」戦術の延長なのだ。漁船で構成される中国の "海上民兵 "は、中国の海洋権益と領有権を主張するための海洋国境管理と法執行部隊である。また、漁船は、直接敵対行為に関与するのではなく、監視、偵察、後方支援などの任務を遂行するという、二次的な戦闘的役割も担っている。

米国のシンクタンクであるランド研究所が発表した報告書や、米軍の公式フォーラムによれば、中国漁船は現在のところミサイルやその他の射程の長い武器で武装していないようだ。しかし、専門家たちは、中国が必要に応じて漁船を武装強化させることもあり得ると考えている。

中国の "グレーゾーン "戦術は、米国とその同盟国にとって難題である。というのも、これらの行動は戦争の閾値に達していないため、直接的な軍事的対抗措置を取ることが難しいからである。米軍の演習でAC-130Jゴーストライダーが中国漁船を破壊するために使われたと報道されているが、これは中国のグレーゾーン戦術への対応であり、インド太平洋地域における航行の自由と地域の安定を守るという米国の決意を示すものだと考えられる。しかし、このアプローチもまた、論争を招き、紛争をエスカレートさせる可能性さえある。中国のグレーゾーン戦術にいかに効果的に対抗するかは、米国とその同盟国にとって今後重要な課題となるだろう。