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(株)岡本工作機械製作所【6125】の掲示板 2018/01/27〜2018/12/23

なぜ今年度の売上高が「400億円前後になるとしか考えられない」と言うのか、もう少し詳しく。

もう一度、5年間の決算数字を。
            (2014.3月) (2015.3月) (2016.3月) (2017.3月) (2018.3月)
受注高(億円)       218     268     244     254     430   
販売実績(億円)      203     261     256     237     288
期末受注残高(億円)      55      62      50      67     208

(当期受注高のうち、当期中に消化した分)=(当期販売実績)-(前期末受注残高)
です。これを具体的に計算すると、
(2015.3月) 261-55=206
(2016.3月) 256-62=194
(2017.3月) 237-50=187
(2018.3月) 288-67=221

当期受注分のうち、どんなに少ない場合でも187億円、多い場合は221億円を消化しています。
当期受注分のうち、消化され切れなかった分が期末受注残高になります。(検算してみてください)
つまり過去の実績からは、当期受注分のうち、どんなに少ない場合でも187億円は当期中に消化されています。
これを今期に当てはめると、
(前期末受注残高)+(今期受注高のうち今期中に消化されるだろう分)=208+187=395

もちろん、この数字が、実際に生産する立場からは、どんなに大変なものになるか。
けれども、対顧客においては納期延長が難しいのも、もう一方の事実です。
合理的に予測するなら「400億円前後になる」としか考えられませんが、「今年度受注分の納期を、大幅延長でもしない限り」と注釈をいれてきたのは、私の予測上の逃げなどではなく、生産が追いつけるかという懸念もあるからです。