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(株)大阪チタニウムテクノロジーズ【5726】の掲示板 2021/03/27〜2021/06/09

>>135

パプア君、こんにちわ♪

「踏み上げ相場」は株不足や逆日歩とはほとんど関係ありませんよ。これを理解するには「踏み上げ」とは何かを知っておく必要があります。

空売りしている人が株価が上層することによって含み損が巨大化して損切りを余儀なくされることを「踏まれる」といいます。株価が上昇トレンドのときは安く指値注文を出しても約定しませんから、たいてい成り行き株を損切りします。そうすると株価が急上昇します。ですから空売りの損切りによって株価が急上昇することを「踏み上げ」といいます。

企業業績がよくて将来性が高い株などは上昇トレンドをどんどん続けていくことがよくあります。また好材料が出て株の客観的評価額が日増しに増大して株価が上昇トレンドを続けることもよくあります。「空売り」つまり「信用売り」は「信用買い」同様、たいてい誰かがやってることですから、このような上昇トレンドの株で投資家が「踏まれる」ことは常に起こっていることで、踏み上げ相場とはいいません。

「踏み上げ相場」とは「踏み上げ」によって株価が狂ったように上昇トレンドを続ける相場のことです。

株価は買い手と売り手の力関係が釣り合ったところで決まるのがフツーです。株が上昇トレンドを続けて株価が異常に高い状態つまり「買われすぎ」の状態になると、空売りをやる人が増えてきます。とくに短期的な売買、いわゆるトレードをやってる人は空売りを大量にやる人がいます。普通は短期的な株価の騰落の変化は小さいですから、大量に空売りをやらないと大儲けできませんからね。

ところが現実は有望株を過大評価される傾向があって追撃買いをする人もたくさんいますし、利益確定しようとする人も上昇トレンドの株を成り行きで売ることはやりません。高値で指値売りをやって多くの利益を得ようとします。売り手が安く売ろうとしないから過大評価された株は現実的にはなかなか株価が下がらないことがよくあるわけですね。

こうゆう株を株価が高くなりすぎてるとゆう理由だけで「空売り」をやっても株価は上昇トレンドを続けて結局「踏まれて」しまうことがよくあるのです。踏まれて大量の空売りを成り行きで買い戻すと株価は急上昇するのは当然です。

ただでさえ株価が割高になっているのに株価が上昇すれば、新たに空売りをやって大儲けしようとするトレーダーが増えてくるのは当然です。高値で空売りしようとして高値で空売りの指値注文を出すわけですね。そうすると空売りをやっても株価は下落しません。

「踏み上げ」で株価が上昇すれば、別の空売りをやってる人の含み損も急増するのは当然です。そうすると別の人も「踏まれて」株を成り行きで買い戻して株価をさらに上昇させてしまいます。

このように、空売りをやってる人が次々と踏まれて成り行きで株を買い戻そうとすると株価は狂ったように上がっていくのです。このように「空売りした人が踏まれることによって株価が上昇トレンドを続ける相場」を「踏み上げ相場」といいます。

踏み上げ相場は何日も続くこともよくありますが、一旦ピークを過ぎると株価は急落して妥当な株価に戻ることがおおいです。

なお、踏み上げ相場はハゲタカファンドが売り板が薄いときを狙って意図的に大量の株を買う(フツーは両建てしている空売り株を買い戻します)ことによって仕掛けられることがよくありますから、大量の空売りをすることは常に危険を伴います。