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(株)ニチリン【5184】の掲示板 2015/04/29〜2017/02/21

>>555

私はバフェットの法則に倣って投資していますが、私が今ニチリンに注目しているのは経営者です。
リーマンショック前のピーク時、ニチリンの営業利益率は3.6%でしたが現在の前田龍一社長に代わった2013/12期、対前年比大幅アップし7.9%、その後、9.5%、11.3%と上昇し、今年度予想は円高にも関わらず、12.58%となっています。15年12月期の営業益をリーマンショック前のピーク07年12月期と比較して見ましたら、なんと3.68倍!、目の覚めるような経営力です。
その秘密は生産工程の自動化のようです。2016/3/1の日経記事に有りましたが、現在35%程度の自動化率を更に80%程度まで上げる計画のようです。しかも驚くべき事はこの合理化投資は外注では無く自社開発の技術で行うようです。92年の歴史を持つニチリンの真骨頂かと思われます。
更にもう一点は、エンジンとか、ブレーキ、ハンドル等であれば誰にでもよく分かりますが、ブレーキホースなどといえば、誰も知らないようなごく小さな部品だと思われます。バイク、車、テレビ、スマホ等の成長期には世界中の企業が一斉に参入し競争が激化したと思われますが、バイクのブレーキホースなどで利益を上げられると思う企業は限られ、競争は限定的であったと考えられます。その分野一筋に92年?、日本国内でのシェアほぼ100%へ。そんな細かい部品生産へ、しかもニチリンが独占状態のような分野へ新たに参入する企業があるとは考えられないという点です。
と言う事は、バフェットの法則で言われている「代替品の無い」、「フランチャイズ性のある」企業では無かろうかと私は考えています。

  • >>559

    「縁の下の力持ち」から、「トップの経営能力」に踊り出たのですね。
    地味さが、長所だと思っています。まじめがすべての株主を裏切らない
    ことだと思っております。

  • >>559

    赤字だった平成23年12月期から平成27年12月期までの純利益(と一株利益)の推移。そして2016年12月期の予想。

    〇純利益(カッコ内は一株利益)
     平成23年12月期 ▲0.10億円(▲1.13円)
     平成24年12月期 7.29億円(81.79円)
     平成25年12月期 21.30億円(210.81円)
     平成26年12月期 26.09億円(236.31円)
     平成27年12月期32.22億円(301.00円)
     平成28年12月期(予想)32.00億円(289.88円)

     僅かに赤字だった平成23年12月期と平成27年12月期を比較すると売上高で1.52倍。経常利益で10.1倍。純利益ではマイナスからの大きなプラスとなっている企業です。

     売上が1.52倍でも在庫などが増えておらず、素晴らしバランス・シートになっています。

     総資産が125.25億円増加したのに負債総額は14.5億円減少。そして有利子負債も20.9億円減少している。
     
     しかも現・預金は80.6億円増加。投資有価証券は0.5置く円の減少である。

     すぐ現金に換わる受取手形及び売掛金+電子記録債権も13.8億円増加している。在庫も売上高が1.52倍増えたので9.3億円増加しているが、短納期で生産できるためか売り上げの増加に比べて増加額が少ないと感じられる。自動化の精化でしょうね。これは良いことです。

     1450円で計算した時価総額が160.1億円となったニチリンですが。総資産から全部の負債を引いても240.5億円も余裕があります。

    総資産422.6億円―全ての負債182.1億円=240.5億円

     その内訳は書ききれないので次ので書きますが現・預金112.7億円+投資有価証券26.2億円=138.9億円。

     この現金性資産だけでニチリン株をすべて買い取るのに必要な金額(=時価総額)160.1億円の86.7%にあたります。すぐ現金に換わる受取手形及び売掛金+電子記録債権83.6億円持っているのも評価できます。

     バランス・シートの4年間での変化は書ききれないので続きで書きます。