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ENEOSホールディングス(株)【5020】の掲示板 2016/03/08〜2016/03/22


掘り出し物
>992
>hanagerira 3月7日 05:30
>>>964
>お馬にのってぱっかぱっか踊りながらお馬に掘ってもらいましょうか。
>石油がでればあたり一帯の土地が値上がりして、大金持ち。夢みたいですね。
>そうなったらいいなーー。

the wall street jouranal
原油高、エネルギー株への恩恵ばらつきはなぜか
2016 年 3 月 19 日 07:17 JST

 上げ潮はすべてのボートを浮上させるかもしれないが、その潮が黒くドロドロしているとボートは均等には持ち上がらない。

 原油価格は2月上旬から50%余り急騰し、米指標油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエイト)は1バレル=40ドルを回復した。エネルギー生産業者にとっては好材料であるはずだが、実際はその程度に差が生じている。

 S&P石油・ガス探査・生産(E&P)セレクト業界指数は同期間に30%強の上昇となっており、比較すると弱い伸びにみえるかもしれない。だがどちらかと言えば、エネルギー銘柄のバリュエーションはやや割高となっている。

 一つに、エネルギー生産業者の株価は足元の原油価格を反映してはいない。むしろ、長年にわたる生産量や売上高を織り込んでいる。

 まだ掘削されていない原油がこの先販売され得る価格も株価を左右する一因で、先物価格に連動する可能性もある。先物市場では原油価格の上昇が見込まれているが、そのペースは1ヵ月前よりやや緩やかになることが想定されている。2021年限の長期先物価格はわずか10%高にとどまっている。

 従って、これら企業の長期的な収益力は、スポット価格の上昇が示唆するほど優れてはいないかもしれないということだ。

 さらに、北米E&P企業は原油に加え、天然ガスにも相当依存しているという事実がある。天然ガス価格は1ヵ月前よりやや下落しており、トレーダーが夏場の供給過剰を懸念する中で最近、今世紀最大の落ち込みを記録した。

 エネルギー企業が掘り出す炭化水素の種類だけが問題ではない。その場所も重要だ。オフショア、オイルサンド、従来のオンショア、シェールのすべてが異なる損益分岐価格を持っている。シェール層ごとでも特性が違い、その収益性は様々だ。

 最後に、エネルギー企業の中にはデリバティブ(金融派生商品)を用いて生産を高い価格でヘッジしているため、当面は価格の変化にそれほど影響を受けない企業もある。ただ、これら多くは数年前に契約したもので、期限を迎えつつある。

 すべての要素を考慮すると、最近の原油価格の回復による恩恵は企業ごとに大きく異なる。例えば、シティグループのアナリストは2016年の平均原油価格が1バレル当たり1ドル上昇した場合、エネルギー会社のヘスとマラソン・オイルの1株当たりキャッシュフローはそれぞれ3.5%と2.7%増加すると推計している。だがアンテロ・リソーシズとレンジ・リソーシズではそれぞれ0.4%と0.3%の増加にとどまる。

 これだけ多くの変動要素がある中、エネルギー価格とエネルギー業界全体をつなげて考えるのは困難だ。

 とはいえ、バリュエーションは1バレル=60ドルの長期原油価格を示唆するとウォルフ・リサーチのアナリストはみている。それには足元で40ドルに達したばかりの原油価格が改善し続ける必要があるが、アナリストが平均60ドルのWTI価格を見込んでいるのは2018年になってからだ。

 依然として打撃を受けているエネルギー業界の完全復活はまだ先のことになるだろう。