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コニカミノルタ(株)【4902】の掲示板 2016/11/03〜2017/07/03

自ら辺境作って革新 コニカミノルタ取締役会議長
2016/11/4 6:30 日本経済新聞

売り上げの8割以上が海外市場、約4万3000人の従業員の7割が外国籍というグローバル企業だ。

松崎正年 取締役会議長に、イノベーションを継続して創出するための活動について聞いた。
 運任せや人任せではいけません。イノベーションを生み出す仕組みを社内に持っていることが大事です。可能性のあるアイデアをいくつか常に出せるようにしておいて、事業の浮き沈みの中で必要なときに新しいアイデアを使って、社内の仕組みでイノベーションを生み出していきます。こうした活動を管理するのがCTOです。

 グローバル経営の進化とは、会社全体の最適化の追求です。かつては日本、米国、欧州など、それぞれが別々に活動していて、単純にそれらを足し合わせてコニカミノルタは成り立っていました。そこから、足し算以上の成果を出すための進化を求めて動き始めました。例えば、人材の活用です。日本の企業だからリーダーは日本人といった決め方はしません。コニカミノルタ全体を見渡して、最適な人選をします。ある分野のマーケティングに強い人がドイツにいれば、その人をその分野のマーケティングのリーダーに登用します。資金の有効活用についても、会社全体で最適な方法を選びます。そして社員の行動についても、コニカミノルタ全体の価値を上げるようにと、全社員に進化を求めています。
 複合機であれば、自社の強みが発揮できるA3ベースのカラーに絞ってトップを狙うなどです。カラーのプロダクションプリントもそうです。新製品を出すと、その売れ行きを見て次の製品の開発に生かすのが普通です。ビッグ3もそうしました。
 コニカミノルタのビジネスはIoT(モノのインターネット化)で価値が生まれます。
「ビジョンを持て」と言いたい。ハードワークだけでは成果は出ません。やはりビジョンがあって初めて成果が出せるのです。実現を想定した具体的なビジョンを持つのです。研究者の一人ひとりがビジョンを持って行動すれば、日々の仕事の意味を深く考えるようになり、それが成果につながっていくのです。