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シダックス(株)【4837】の掲示板 2022/09/09〜2022/10/18

現実はこんなストーリーのようです。
業績不振で三年前に勤氏は引退し、勤一氏が社長に就任した時、野村総研にいた柴山氏を専務に迎えた。投資ファンドで27%の株を得たユニゾン代表取締役の川崎氏も取締役になった。二人は遠慮会釈なく、重荷になっていた創業家の全ての趣味的会社を解体し、本命の給食会社の事業を発展させた。柴山氏は社長勤一氏に対して、時には横暴な態度を見せていたそうな。創業家とユニゾンの間には「ユニゾンは、3年以降は創業家が指名する会社に、株式を譲渡するというコールオプション契約」があり、3年目に当たる本年6月では80億円で売却する義務があった。創業家はオイシックスを指名した。契約上6月に、ユニゾン、創業家、オイシックスは80億円での譲渡に合意した。

コールオプションは、ユニゾンの乗っ取りを恐れた勤一氏の知恵であり、見事というほかありません。過去に勤一氏をさも無能扱いにしたことをお詫びします。80億円を割り算した結果の1株541円、やっと判りました。今でもわからないのは、相対取引をすればいいものを、何故無意味と思われるTOBにしたかということです。おそらくは川崎氏の企みでしょう。創業家のオイシックスへの譲渡要請を予想しなかった川崎氏は、譲渡価格の上乗せを狙った。6月を過ぎれば、次は100億円の契約となっている。そこでTOBの競争相手にコロワイドを担ぎ出して時間稼ぎをしたと思われても仕方ないでしょう。コロワイドは直ぐに撤回しました。

このように推測すると、追放を怖れた柴山専務と、価格を吊り上げのスケベ根性を出した川崎氏がトラブルの根源だと言えそうです。柴山専務と川崎氏は反対で共闘ですが、オイシックス以外に譲渡先のないユニゾンは、依然として創業家側なのです。でも、見事な解決方法があったのです。4万人を束ねる4子会社の下記告訴状です。オイシックスは長いお付き合いの中で、信頼を勝ち得ていたのです。
「現場での事業を実際に行っている我々代表者一同としては、引き続き、事業シナジーが明確で、かつ、お互いの強みと弱みを補完し合える関係にあるシダックスとオイシックスとの協業こそが、今後のシダックスの成長の上では良い選択肢であると確信しています」

柴山氏は近々創業家と面談するそうです。長文で失礼しました。