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ブロードメディア(株)【4347】の掲示板 2020/08/29〜2020/09/02

米国と日本が地球低軌道(LEO)用の小型人工衛星のネット網を作る計画を開発している。その目的は中国、北朝鮮の弾道ミサイル発射を追跡するためで、光センサー、赤外線センサーを搭載した、約1000個の宇宙機器が300~ 1000キロの高さの軌道に投入されるものとみられている。

プロジェクトの予算は約90億ドル。最初に30基の衛星は2022年に、システム全体が機能を開始するのは2020年代半ばになる計画だ。これ以上の詳細は現在はまだ明らかにされていない。

これは中国のミサイルの脅威に対する対策と指摘されている。米国防総省のレポートによれば、中国のミサイル保有数は、昨年に大陸間弾道弾が90発、射程距離3000~5000キロの中距離ミサイルが80~160発、射程距離1000~3000キロの日本の領土まで到達できる短距離ミサイルが150~450発に達しており、最多で690個になるとみられている。別の試算では、中国の中短距離ミサイル保有数は2000発にまで達すると言われ、これに加えてさらに北朝鮮のミサイルが存在する。偵察衛星ではミサイルの正確な保有数を確定することは難しく、中国人民解放軍や朝鮮人民軍の司令部や本部にスパイを送り込むことは極めて困難。いずれにせよ、脅威は極めて大きく、しかも中国は今も、新型ミサイルの開発に取り組んでいる。

そもそも人工衛星群というコンセプトが登場したのは冷戦期、米ソがミサイル攻撃を警告する人工衛星システムを宇宙に展開した時代。ミサイルが上昇する際のエンジンの炎をセンサーでキャッチし、司令センターにミサイル発射を通報していた。今回も、日米が創設しようとしているシステムも構想基盤は同じだが、可能性はそれをはるかに超えて大きい。

ブロードメディア(株)【4347】 米国と日本が地球低軌道(LEO)用の小型人工衛星のネット網を作る計画を開発している。その目的は中国、北朝鮮の弾道ミサイル発射を追跡するためで、光センサー、赤外線センサーを搭載した、約1000個の宇宙機器が300~ 1000キロの高さの軌道に投入されるものとみられている。  プロジェクトの予算は約90億ドル。最初に30基の衛星は2022年に、システム全体が機能を開始するのは2020年代半ばになる計画だ。これ以上の詳細は現在はまだ明らかにされていない。  これは中国のミサイルの脅威に対する対策と指摘されている。米国防総省のレポートによれば、中国のミサイル保有数は、昨年に大陸間弾道弾が90発、射程距離3000~5000キロの中距離ミサイルが80~160発、射程距離1000~3000キロの日本の領土まで到達できる短距離ミサイルが150~450発に達しており、最多で690個になるとみられている。別の試算では、中国の中短距離ミサイル保有数は2000発にまで達すると言われ、これに加えてさらに北朝鮮のミサイルが存在する。偵察衛星ではミサイルの正確な保有数を確定することは難しく、中国人民解放軍や朝鮮人民軍の司令部や本部にスパイを送り込むことは極めて困難。いずれにせよ、脅威は極めて大きく、しかも中国は今も、新型ミサイルの開発に取り組んでいる。  そもそも人工衛星群というコンセプトが登場したのは冷戦期、米ソがミサイル攻撃を警告する人工衛星システムを宇宙に展開した時代。ミサイルが上昇する際のエンジンの炎をセンサーでキャッチし、司令センターにミサイル発射を通報していた。今回も、日米が創設しようとしているシステムも構想基盤は同じだが、可能性はそれをはるかに超えて大きい。