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ステラ ケミファ(株)【4109】の掲示板 〜2015/04/27


あー、みんなすっかり忘れているかも知れない…と言うか終わった話と
思ってる人もいるかも知れないけど(笑)、国内複数のBNCT施設は
今年から本格的に治験開始な。因みにBNCT施設がどこであろうと
使うホウ素は国内はここが独占(ホウ素はここしか作れない)だ。
海外含めても数社程度である。

アベちゃんもこの前BNCTについて言及してるぞ。
「1月28日 江口 BNCT」で検索な。

~以下、アベちゃんの談話(2015年1月28日)~

江口議員が御指摘のホウ素中性子捕捉療法は、その特徴として、
再発がんに対しても治療効果が期待されるとともに、がん細胞のみを
選択的に破壊するなど、その効果の高さや患者への負担の少なさが
期待される開発中の技術の一つとして評価されているものと承知しています。

このため、政府としては、この技術の実現に向け、筑波大学などが行う
研究開発、実用化の取組を支援してきたところであります。今後とも、
決算を通じて事業を適切に評価し、これを次年度の予算編成や
予算執行等に的確に反映してまいります。

 尚、この談話の次の日、株価マイナス18円で終値1299円がっくりだぜ(笑)。

 個人的には水素化ホウ素ナトリウムも商業化してくれんもんかなと
思ってるがね(そうなったら株価ぶっ飛びだろう)。

  • >>8097

    BNCT は技術自体は昔からあるもので、この治療法の問題点は安定した中性子線の供給にあり、
    そのための加速器開発はうまくいっていそうです。
    問題は、この治療法が世の中に普及するかどうかなのではないでしょうか。

    現在の癌治療で用いられる放射線で、純粋に治療法として優れている順に並べると、
    中性子線 (BNCT)、陽子線 (もしくはπ中間子)、X 線だと考えられます
    (この順番は私の主観も含まれていますし、状況次第でどの放射線が良いかは変わってくるとは思います)。
    それで、陽子線が X 線よりも優れているにも関わらず、ほとんど普及していません。
    これは、陽子線を生成する加速器施設は、土地とお金がかなりかかるためです。
    また、主に田舎に施設をつくるので、人材の確保が大変です。
    陽子線加速器施設を普及させようという話がありますが、
    少なくとも数十年たたないと世の中に普及しないと予想しています。
    アキュセラあたりは、安価に放射線治療できる X 線装置を去年発売するくらいなので、
    陽子線治療は世の中に普及するのに時間がかかると考えているはずです。

    BNCT で用いられる中性子線ですが、詳しく調べてはいませんが
    加速器施設を作るのにかかる土地とお金は陽子線の場合と同等以上です。
    田舎に作るという条件も一緒です。
    中性子線の加速器が国内に普及するとしたら、リアルに 30 年後、もしくは普及しないと思います
    (まあ、陽子線加速器みたいに何個かは中性子加速器を作るとは思いますが)。
    ちなみに、海外なら普及する可能性はあると思っています。

    中性子線の加速器なんて特殊なものは田舎に数個つくって
    患者はみんなそこに通えば良いと思われるかもしれませんが、
    同様の条件である陽子線治療が同じような現状で普及していません。
    また、放射線治療が国策なのに対し、そのために必要となりそうな医学物理士が
    未だに国家資格に認定されていないのも向かい風のような気がします。

    それとも、治験段階でのホウ素販売だけで儲かるものなのでしょうか。
    あと、株価 1300 円は上場来レベルで割安だと思っています。