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(株)フィスコ【3807】の掲示板 2020/06/18〜2020/09/23

2020 年 7 月 10 日
株式会社ネクスグループ
「NCXX AI BOX」ヘルスケア分野における実証実験開始のお知らせ


当社子会社の株式会社ネクス(本社:岩手県花巻市、代表取締役社長:大内 英史、以下、「ネクス」)は、
社会福祉法人善光会(本部:東京都大田区、理事長:梅田茂 以下、「善光会」)サンタフェ総合研究所と、ネク
スが 2020 年度中の製品化の予定で開発を進めている「NCXX AI BOX」の実証実験を 2020 年 7 月 22 日から開始
いたします。
「NCXX AI BOX」は、NVIDIA Corporation が提供する高性能な GPU と、Sierra Wireless 製のマルチキャリア対
応 LTE 通信モジュールを搭載した高性能なエッジ AI 端末です。この「NCXX AI BOX」は、入手した情報を端末
で分析を行うためリアルタイムに近い処理が可能です。
このリアルタイム性を活かして、製造工程での検査では、人手がかかる検査業務を AI に代行させることで大幅
な人員削減が期待でき、かつ作業員の習熟度によるばらつきといった課題も解消されます。
また、セキュリティ分野では、監視カメラの映像から危険人物の検出や違法行為などを、いち早く危険を察知
できるといった AI 解析への活用を目指しております。
本取り組みでは、サンタフェ総合研究所の介護・見守りに関する知見をもとに、善光会が運営する施設を利用
されているお客様にご協力いただき、居室へ「NCXX AI BOX」を設置。居室内のお客様の転倒やベッドからの起
き上がり、滑り落ちなど行動データを収集しエッジAIを用いて分析することで、お客様の事故予測等のより良
い介護サービス提供のために活用していく予定です。
また、個人情報保護の観点から、カメラで撮影した「人物の顔」部分をリアルタイムで検出し、画像処理を行
うことで、パーソナル情報が特定できない映像に変換します。これにより外部へパーソナル情報が流出するこ
とはございません。
この、エッジAI端末の特性であるリアルタイム認識と画像処理技術は、プライバシーを配慮した幼稚園や一人
暮らしの見守りなどにも導入が期待されます。