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(株)ブロードバンドタワー【3776】の掲示板 2016/04/21〜2016/04/26

インタープロテイン、AIで解析し創薬 がん・免疫疾患薬

 創薬ベンチャーのインタープロテイン(大阪市、細田雅人社長)は人工知能(AI)を使った医薬品を開発する。膨大なたんぱく質や化合物のデータを人に代わって解析し、がんや免疫疾患の新薬を効率よく探索できるAIを開発する。AIを使った創薬は米国で始まっているが、日本では先駆的な試みとなる。

 データセンター運営のブロードバンドタワー(BBタワー)子会社でAIを使ったIT(情報技術)サービスを手掛けるエーアイスクエア(東京・港、石田正樹社長)と25日に共同研究契約を結ぶ。囲碁AIとプロ棋士の対戦で注目を浴びた「ディープラーニング(深層学習)」の手法を導入する。たんぱく質の相互作用の解析や最適な化合物の探索に活用する。

 インタープロテインはたんぱく質の構造を解析し、独自の化合物を見つける技術に強い。武田薬品工業や仏製薬大手のイプセンと治療薬を共同開発している。BBタワー子会社と組み、AIを使った効率的な創薬を目指す。

 製薬業界ではアステラス製薬や田辺三菱製薬が新薬候補探索に高性能コンピューターを活用している。塩野義製薬も臨床試験のデータ解析にAIの導入を進めている。