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(株)モルフォ【3653】の掲示板 2022/04/14〜2022/08/18

 18日のニューヨーク外為市場では米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測を受けた買いにドルの底堅い展開が予想される。

米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数(8/13)は前週比2000件減の25万件と、前回25.2万件から増加予想に反し減少。米失業保険継続受給者数(7/30)は143.7万人と、前回143万人から増加したものの予想を下回った。減速懸念をよそに労働市場はFRBの見解通り、引き続き堅調な推移が見られ、計画している利上げを正当化。また、米8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は6.2と、予想外に3カ月ぶりのプラスに転じた。8月のNY連銀製造業景気指数が予想外のマイナスに落ち込み新規受注が大幅減となり製造業の減速も警戒されていたものの、持ちこたえている。

米住宅市場は、パンデミックによる経済封鎖直後2020年来の低水準に減速している。全米不動産業者協会(NAR)が発表した7月中古住宅販売件数は前月比-5.9%の481万戸と、予想を下回りパンデミックによる経済封鎖直後の20年5月来の低水準となった。

FRBが公表した7月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の中で、高官はインフレが容認できない程高いと考えていることを再表明し、利上げを継続していくことで考えが一致したことが明らかになった。同時に、4−6月期経済が広範に成長減速していることも認識している。2会合連続で0.75%の利上げ後、長期の中立金利のレンジに入ったと見られるとの言及もあり、データ次第で今後利上げペースが減速する可能性も示唆された。多くの高官がFRBが必要以上の引き締めを実施するリスクにも認識していることも指摘された。一方で、インフレが当面、不快な程高い水準にとどまる可能性やサプライチェーンの問題解決には想定以上に時間がかかる可能性にも言及しており、利上げの必要性には変わりない。今後は注意深い利上げペースが予想される。

・ドル・円は、200日移動平均水準の123円68銭を