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(株)ディジタルメディアプロフェッショナル【3652】の掲示板 2023/02/23〜2023/03/29

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ttps://news.yahoo.co.jp/articles/faaa91e2daddd217cf1c2324050113cdaf7e05d4



◆テーマ1「遠隔監視のみ(レベル4)で自動運転サービスの実現に向けた取り組み」
ここで登壇したのは産業技術総合研究所デジタルアーキテクチャー研究センター主席研究員の加藤 晋氏。講演内容は「2022年度に限定エリア・車両での遠隔監視のみ(レベル4)で自動運転サービスの実現に向けた取り組み」。

ここで参画しているのはヤマハ発動機、三菱電機、ソリトンシステムズの3社。加藤氏は「現在は目標1として、永平寺で配線跡地において低速での自動運転レベル3で本格運行中しており、今後は遠隔監視のみのレベル4を目指す。その次の目標2としては、この場所に限らず制度整備をしつつ横展開を図っていけるよう寄与していきたい」と述べた。

現在は「2022年度中にレベル4の認可を受ける段階にまで来ており、そのサービス実証を行っている段階」(加藤氏)だが、これも4月1日以降に施行される道路交通法の改正に基づく特定自動運行にかかる許可の制度に基づく必要がある。そのため、レベル4での運行は2023年に入ってからになる見込みだという。

そして、車両はレベル4に対応するため、従来のLi-DARに加えてミリ波レーダーや超音波ソナーを追加し、遠隔監視者呼び出しボタンも新たに準備した。こうしたセンサー類は事業展開する地域にごとに合わせた仕様にすることになる。そして、いずれは「コストを下げて市販化もできるような信頼性の高いもの(自動運転車両)を作り込んでいくことも目標としている」(加藤氏)とした。

また遠隔監視システムについては、「運転者が乗車しないだけに何かあった場合に車両が自動的に停止するシステムを搭載しているが、その後の初期対応がどこまでできるのかが重要。故障や事故があった際に外から中がきちんと見えるようにしたり、リアルタイムで外部と対話できるようなシステムの開発も必要になる」とした。