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(株)SUMCO【3436】の掲示板 2024/05/02〜2024/05/14

>>759

決算説明会のポイント。①ウエハー市況は300㎜を中心に底打ちした。②TSMCなどの顧客が、地震やパンデミックなどの危機対応のための戦略備蓄もあり、従来1カ月分(700-800万枚/月)程度であった最低保有在庫水準を2カ月分ぐらいに引き上げている。③現時点では、需要に基づく生産を行っている。これは事実上の加速度償却であり、需要回復時に大きな効果を生む。久々に違和感のない決算説明会でした。細かく説明します。😊💕

  • >>889

    ①ウエハー市況の底打ちについて。1Q決算がガイダンス(4Q時点の会社予想)を上回った主な要因は数量増。「4Qでは保守的で少し悲観的な見方をしていた」とコメントしているので、これは本音でしょう。

    300㎜は底打ち。主な要因はエヌビディアのAIサーバー向けの(GPU)ロジックとHBM。ただTSMCのキャパやSKなどキャパなどが不足しており、需要に追い付いていない。両社は現在設備を増強中だがしばらく時間がかかる。SKやサムスン、マイクロンなどからHBM向けのPWについての強い引き合いがある、スマホやPCのテンポは遅いが、ようやく回復基調に入った。

    200㎜はおそらく底這いの状況。200㎜のスポット価格もほぼ底打ち(大きな下振れはない)だろうとみている。

    在庫消化に時間がかかるのでゆっくりした回復になる。全体はこんな感じです。

  • >>889

    ②顧客が必要とする最低保有在庫水準について。おそらくこれが当面のポイントです。モルスタの渡部というアナリストが質問をしていました。
    TSMCやサムスンなどはウエハーの最低保有在庫水準をこれまで1カ月分(300㎜では700-800万枚/月)としており、さむ子もこれまで同様の見方を繰り返して来ました。これについて、今回初めて顧客は2カ月分程度を目安にしているとコメントしました。信越などは幾度か、顧客の必要在庫水準に変化があるとコメントしてきましたが、さむ子がこの点に言及したのは初めてです。
    コロナなどのパンデミックによるサプライチェーンの混乱、コロナで経験した車載半導体の危機、地震などの自然災害に備えた戦略備蓄、3カ月分強の現在の在庫水準を考えれば、2カ月分というのはそれほど高い水準ではありませんが、ウエハー業界にとってはグッドニュースです。😊💕

    この項追加します。

  • >>889

    決算説明会の最後のポイントは「 ③現時点では、需要に基づく生産を行っている。これは事実上の加速度償却であり、需要回復時に大きな効果を生む」でした。これは少し中期的な話で、伊万里・久原工場の完工記念時期にも絡む話ですが、その前に一つだけ追加します。

    さむ子は1Qに1000億円程の資金を調達しました。結果、2Qの経常益が10億程減ります。キャッリッチのさむ子が何をするのかと持ったのですが、説明会では日銀の利上げのを前に資金調達をしたコメントしていました。つまり、利上げを前に、国の助成金を受けて建設する吉野ヶ里新工場建設を含めた必要な資金を今から調達し手立てをしたということです。決算説明会の最後に、さむ子は、既に、吉野ヶ里工場の建設に向けて、建設会社やウエハー製造設備企業との商談に入っているとコメントしています。また、これは、z66さんが危惧し、たびたび指摘している増資について、「さむ子は、2度と増資はしませんよ」という株主へのメッセージでもあります。😊💕