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8/7
11:59
<話題>ESG投資への高まりから組み入れ銘柄に関心も
 GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)がESGを重視する投資へシフトしている。ESGとは「E」が環境(Environment)、「S」が社会(Social)、「G」がガバナンス(Governance)の頭文字を合わせた言葉。従来は、業績動向や財務状況などが投資の判断基準として重視されていたが、企業の環境や社会、ガバナンス対する姿勢を投資判断に生かそうとするもの。

 「E」の環境では、二酸化炭素排出などの地球温暖化問題、水や生物多様性、化学物質や廃棄物の管理など、自然環境に関連する取り組み。「S」の社会では、従業員の労働管理や安全衛生、製品やサービスの安全管理、人権、顧客、地域社会に対する責任など、企業内や社会環境に関連する取り組み。「G」のガバナンスでは、企業経営の体制や社外取締役の独立性、コンプライアンス、汚職防止、情報開示など、経営の根幹に関わる取り組み。これら3つを総合的に評価し投資の可否を決定する。

 GPIFでは、「FTSE Blossom Japan Index」「MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ」「MSCI日本株女性活躍指数」を選定。各指数は「FTSE Blossom Japan Index」が151銘柄、「MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ」が251銘柄、「MSCI日本株女性活躍指数」が212銘柄で構成されている。3本のファンドで共通する銘柄は66銘柄あるが、建設株では、大成建設<1801.T>、大林組<1802.T>、鹿島<1812.T>などが、食品株では、日清粉G<2002.T>、キッコマン<2801.T>、味の素<2802.T>などが入っている。繊維株では、帝人<3401.T>、クラレ<3405.T>が、化学株では、昭電工<4004.T>、協和キリン<4151.T>、三井化学<4183.T>など。ESG投資に対する関心の高まりともに、これらの銘柄にも注目が集まりそうだ。

提供:モーニングスター社