ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

日本コークス工業(株)【3315】の掲示板 〜2015/04/28

38975

qth***** 買いたい 2014年2月7日 20:57

第二四半期決算の時、「第三四半期の原料炭価格が決定し、かつコークス販売価格についても一定の見通しを得ることに至ったことから通期の純利益については変更ない」と発表していたことから第三四半期の決算は予想どおりでした。掲示板には、新日鉄住金の決算が良かったから期待する等の文言がありましたが、新日鉄の決算とコークス工業の決算は別問題なんですよね。新日鉄住金はコークス工業を持ち分適用会社としているのでコークス工業の決算がかなり良く、株価も上がれば同社にとってわずか(会社の規模が違いすぎる)でもプラス材料となるでしょうが、新日鉄住金の決算が良くても基本的には、コークス工業には何ら恩恵がないのではないでしょうか。新日鉄住金が決算がかなり良いのでコークスの買い取り価格を上げてくれるというのであればいいんでしょうけど。新日鉄住金もかなりの量のコークスを生産していますが、値段の高い原料炭だけではなく安い一般炭等を混ぜてコークスを製造する技術を確立し、費用の節減に努めています。そのような状況の中でコークス工業からの買い取り価格を上げるというようなことはないでしょう。原料炭価格が上がらなければコークス販売価格が上がらないのですが、住炭、三井松島の決算発表からもわかるとおり、一般炭の国際価格は低価格状況であり、コークス工業の売り上げも減少していることからして原料炭価格も低迷していることは明らかです。そういう中でコークス工業が利益を上げているのは、コークス製造費用を抑える技術革新を推進しているからといえるのではないでしょうか。外国に輸出しているコークスは、これだけコークス価格が低迷している現状ではあまり利益は出ていないのではないでしょうか。しかし新日鉄住金に納入している分については、原料炭価格にかかわらずある程度の値決めされている値段で購入してくれているから利益が確保されているのかもわかりません。ただ原料炭価格がかなり上がっても値決めされた値段なので本来得られる利益が出ないということとなります。今回の決算発表で「第四半期の原料炭価格が決定し、かつコークス販売価格についても一定の見通しを得ることとなったので通期予想に変更はない」と発表しています。それからすると前期の1月から3月の間の決算は好調でしたが今期については、1月から3月までの決算は前期比に比べて、かなりの落ち込みとなります。しかし、通期予想どおりとすると3期ぶりの増益決算ということになるのでそれで良しと考えるべきでしょう。住炭、三井松島に比べるとかなり良い決算ですからね。