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(株)ペッパーフードサービス【3053】の掲示板 2019/03/17〜2019/03/23

昨年2月は多くのテレビ番組で取り上げられたことなどから、既存店売上高が前年同月比117.0%と好調だった。19年2月の数字が落ち込んだのは、その反動でもある。

しかし、問題はそれだけではなさそうだ。低迷の本質的な要因は別のところにある。成長のスピードを重視するあまり、経営戦略に様々なほころびが生じているのだ。


いきなり!ステーキ、いきなり拡大し失速
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/031900178/

  • >>585

    特に売り上げ低迷が深刻なのは、郊外の幹線道路沿いのロードサイド店だという。このところ同社は、いきなり!ステーキの出店エリアを地方に大きく広げてきた。それぞれの地域の1店目は順調に集客できるものの、「2番店、3番店は“新鮮味”を感じてもらいにくいため、業績が伸び悩んだ」(同社)。

     背景には、値上げの影響もある。食材の調達価格や人件費の高騰などを受けて、いきなり!ステーキは度々値上げをしてきた。立ち上げた13年時点と比べると、1グラム当たり2円程度高くなっている。来店客は平均で300グラム食べるため、およそ600円の負担増となり、「ステーキが手頃な値段で食べられる」という価格優位性が薄れてしまった。都心部に比べ物価が安い地方の利用者は、これに敏感に反応した。

     急拡大によって、アルバイト店員やそれを指導する店長の教育が追い付かず、飲食店の競争力の根幹であるQSC(クオリティー、サービス、クリンリネス)にも乱れが生じている。「無理な急成長で店のオペレーションが乱れ、ブランドを毀損した結果、市場から姿を消した外食チェーンは少なくない」と大手証券アナリストは懸念する。

     複数の店舗を監督指導する本部のスーパーバイザーは、2~3年の店長経験を積んだ人材を充てるのが通例だが、店舗の急増に対応するため、「半年から1年でスーパーバイザーに昇格させている」(同社)のが実情だ。事業拡大のペースに人材育成が追い付いていないことが、現場力の低下を招いた。