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(株)ユーグレナ【2931】の掲示板 2021/07/10〜2021/07/13

バイオ燃料については18年10月末、日本初の製造実証プラントを竣工した。20年3月に供給を開始し、バス、配送車、フェリー、タグボートなどで導入が広がっている。

08年から特許を持つ新種の藻に二酸化炭素(CO2)を吸収させてバイオ燃料を生産する研究に取り組むのがデンソーだ。池や温泉に生息する「コッコミクサKJ(旧名シュードコリシスチス)」と呼ぶ5マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルの植物に期待が集まる。

欧州委が「藻類戦略」

米、大規模な実証を支援
米国では20年7月、藻類に関連する連邦政府部局のスタッフを横断的に組織した「バイオ経済構想と藻類に関する省庁間作業部会」が、連邦政府全体の取り組みと支援策を網羅的にまとめた報告書を出している。21年1月にはエネルギー省が藻類ベースのCO2利用を進める研究プロジェクトに800万ドルの予算を充てることを発表し、その支援先の公募を始めた。

興味深いのは、藻類を原料に付加価値が高い製品を生み出すことで炭素回収の短期的なコストを削減したいとする狙いの下、大規模な実証と検証を支援するという点だ。

藻は樹木と比べてCO2の吸収効率が高く、同じ面積で比較した場合、藻の培養池は森林の10倍のCO2を吸収する能力があると言われる。また、藻自体は世界中に2000種類以上も存在すると言われている。50年のカーボンニュートラルに向けて宝の山とも考えられる藻類の生産と利用をどう産業化していくのか。無節操な拡大が生態系に負の影響を与えることにも配慮しながら、各国の知恵比べが始まっている。

日経産業新聞抜粋