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JT【2914】の掲示板 2020/03/19〜2020/03/25

(JT純有利子負債推移)
10 / ▲4,648億円(4,068億円)
11 / ▲976億円(5,515億円)*
12 / ▲1,845億円(4,666億円)
13 / ▲1,226億円(3,964億円)
14 / 1,576億円(5,436億円)
15 / 2,714億円(4,684億円)
16 / ▲2,611億円(3,765億円)
17 / ▲4,703億円(4,192億円)
18 / ▲7,055億円(4,613億円)
19 / ▲6,173億円(5,404億円)
( )内は営業キャッシュフロー
*8ヶ月間

ここ10年間のJTの純有利子負債および営業キャッシュフローの推移です。JTのようなのれんと償却費の多い企業は、PLやBSよりもキャッシュフローや有利子負債が重要な指標となってきます。

10年前に比べて支払利息が170億円から275億円に増加している点、2019年は税引後400億円程度のライセンス譲渡益があることに留意する必要はありますが、有利子負債から現預金を差し引いた純有利子負債は、2018年に比べて約900億円も減少しており、営業キャッシュフローもここ10年間は4,000億円〜5,000億円の間で安定しているため、キャッシュから見た財務体質は非常に盤石であることが分かります。

このペースでいくと7年後には無借金経営に戻ることができますが、注力しているアジア、アフリカ、南米でのM&Aも予想されるため、有利子負債とキャッシュフローのバランスが崩れないかを注視する必要があります。

5年前のように無借金経営に戻るのか、それともさらなる世界展開を進めるのか。バランス感覚に優れた寺畠社長の手腕に期待がかかります。