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>>692

経営陣が今期利益が微増になるような先行投資を決断したのは
花王、全日本空輸、日野自動車 等の大企業が続々と採用し始めた
からですかね、数年後が楽しみです。


・受発注革命 花王がFAX一掃作戦 受注改革、5千社移行

花王が業務用製品の受注に使うFAXの一掃に乗り出した。病院やホテルなど
約5000の顧客について、中小企業共通EDI(共通EDI)への移行を図る。
花王も取引先も、受発注に伴う手間やコストを大幅に抑えられる見込みだ。

中小が導入しやすいEDIを選定
FAXやWeb-EDIの代替手段として、花王は中小企業の取引先との間で導入しやすいEDIを探していた。「ちょうど渡りに船」(上野氏)となったのが、2017年4月に中小企業庁が公募して実施した共通EDIを使った実証事業だった。「最低限の共通項目を入力するだけで注文でき、操作も簡単」(上野氏)と判断して導入を決めた。

取引先から届く発注データは企業間EC(電子商取引)を手掛けるインフォマートが「共通EDIプロバイダー」としてデータを変換して花王の基幹業務システムに送る。花王は受信したデータに在庫や医薬部外品など管理に必要な情報を追加し、基幹業務システムで処理できるようにした。

花王の取引先はパソコンやモバイル端末からインフォマートのクラウドサービスである「BtoBプラットフォーム」の最も簡易な「受発注ライト機能」を利用して発注できる。取引先は無料でシステムを利用できる。

花王はインフォマートに登録した取引先や商品のマスターデータを基に受注し、配送までの作業を自動化した。これによって「花王の発注書を利用している取引先がインフォマートの画面から注文を入力すれば、花王は自動的に受注処理を進められる」(上野氏)。

花王プロフェッショナル・サービスは実証事業を終えた後、2018年に全国253カ所の取引先に、共通EDIを利用した発注に切り替えてもらった。2019年中はさらに900の取引先にFAXから共通EDIへの切り替えを求める計画だ。実際に説明しながら画面を操作してもらうと、翌日からEDIで注文する顧客もいるという。FAXの撲滅を目指す花王の挑戦によって、共通EDIの利用が広がりつつある。