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テラ(株)【2191】の掲示板 〜2015/04/08

KM-CARTと癌免疫療法のコラボレーションの意義
(1)高純度な癌細胞が得られる(腹水穿刺では、癌細胞を採取できない場合もあるらしい)
(2)従来は、廃棄されていた腹水中の癌細胞を医療材料として活用できる。
(3)腹水からの癌細胞採取は、手術して採取するよりも生体への侵襲が軽度である。
(4)患者自身の癌細胞なので、WT-1よりも、癌免疫療法の本来の姿である。
(5)腹水が貯留する癌に、強みを発揮する。
(6)テラは、経営戦略として、WT‐1への過度な依存を軽減できる。

腹水が溜まりやすい癌は、胃癌・肝臓癌・膵臓癌・卵巣癌・子宮癌だそうである。大腸癌は、腹水よりも、まず腸閉塞が先行するということ。尿路系癌(腎癌や膀胱癌)は、腹膜外臓器なので、かなり進行しないと、腹水貯留は生じないらしい。

今後の課題として、腹水から癌細胞が採取できない悪性腫瘍(脳腫瘍・甲状腺癌・咽頭喉頭癌など)には、どうするかである。

とは言え、腹水が貯留しやすいい胃癌・肝臓癌・膵臓癌・卵巣癌・子宮癌に対応できるとは、相当なものである。

以上は、即席仕込みの知識なので、医学的に誤りがあれば、失礼候。

テラと共同研究することになった要町病院腹水治療センター松崎圭祐先生は、我が国で、腹水治療の第一人者である。

調べていくうちに、今回の技術は、決して軽視できないものであることが判明した。

癌免疫療法は、必ずしも癌を根治させるのが、目的では無いのが、自分なりに理解できた。