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(株)FRONTEO【2158】の掲示板 2021/01/11〜2021/01/19

「内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム」における「AIホスピタルによる高度診断・治療システム」プロジェクトに協力参加
AIを中核としたセキュリティの高い医療情報データベースの構築とそれらを利用した医療有用情報の抽出、解析技術等の開発を目指すプロジェクトに「機器、システム、サービス等の研究開発」を行う機関として協力参加


株式会社FRONTEO(以下 FRONTEO)はこの度、内閣府が2014年に創設した「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の第2期に採択された「AI(人工知能)ホスピタルによる高度診断・治療システム」プロジェクトに協力参加することが決定しました。
この「AIホスピタルによる高度診断・治療システム」プロジェクトは、AI、IoTなどの最新技術を用いた「AIホスピタルシステム」を開発・構築・社会実装することによって、先進的な医療サービスを提供することに加え、昨今の医療従事者の人材不足を背景に、医師や看護師など医療従事者の抜本的な負担軽減を実現することを目的としています。FRONTEOはこの中でもサブテーマAと呼ばれる「セキュリティの高い医療情報データベースシステムの構築・医療有用情報抽出技術の開発」において、AI技術を始め、機器、システム、サービス等の研究開発の分野で技術協力をしていきます。

同プロジェクトでは、AIを活用することによって、より精度の高い診断補助・治療支援システムの実現を目指していますが、その背景には、医療分野の言葉は専門性が高く、一般の辞書には搭載されていないために、音声認識や言語認識能力の向上が大きな課題となっています。一般的には用語集や辞書を構築することでこれらの課題を解決することも考えられますが、FRONTEOでは「単語の意味はその周りに現れる単語で規定される」というHarrisの分布仮説をベースに、単語や文章をベクトル化する独自の分散表現手法を活用することで、以下技術の確立を目指します。

1. 統計的な指標に基づく客観的な医療用語の標準化
2. Distributional Hypothesisに従い単語の意味を分類・配列した語彙集および関連語の類似・対立・包含関係等の収集
3. 上記に従って患者情報をベクトル化し、あらゆる数値データと並列化・連結することで、患者情報を構造化し統合的に解析する情報基盤の確立