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(株)ケアネット【2150】の掲示板 2019/02/06〜2019/04/02

2016年設立、2017年特許取得、2018年販売開始
スピーディー!

「遊んでいたらいつの間にか歩けるようになっていた」を目指す

mediVRは、VR(仮想現実)を利用したリハビリテーション治療プログラムを開発するデジタルヘルスベンチャー。1月には、経済産業省が主催したジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2018でグランプリに輝いた。代表取締役の原正彦氏は現役の医師でもある。

「これまでのリハビリは半定量的でした。リハビリ効果の数値化が困難で、理学療法士のスキルによって患者の改善のスピードや改善度合いが変わってしまうのです。リハビリを定量化するためには、三次元上で目標を提示する技術と、三次元上をトラッキングする技術が必要。その手段としてVRにたどり着いたのです」

現実空間では『手を挙げて』としか指示できなかったことも、仮想空間では『30cm上の光点を触って』と指示できる。また、患者の可動域がどれだけ動いているか、体幹が重心からどれだけずれているかも数値化できる。定量指示と定量評価ができれば、患者ごとのリハビリの進捗をAIが分析し、リハビリ内容を最適化・パーソナライズ化することも可能になる。mediVRは第一弾として、歩行訓練の一種である体幹バランスを鍛えるプログラムを開発中だ。

また、mediVRのプログラムは、運動機能と同時に認知機能も訓練できることが特徴である。これを二重課題(デュアルタスク)と言う。「歩行中の高齢者に話しかけると、立ち止まってしまうことが多いですよね。これは高齢になるにつれ歩行と認知という二重課題を処理するのが苦手となるためです。今後の高齢化社会を見据えると、二重課題型のリハビリコンテンツが重要になってきます。僕達はこの分野の特許を取得済みです」