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(株)メンバーズ【2130】の掲示板 2017/11/13〜2018/03/01

人が育つ会社は伸びる会社です。

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以下記事が出てました
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日本経済のけん引役と期待される中堅上場企業「NEXT1000」を対象に直近5年間の従業員増加数をランキングしたところ、働きやすさに配慮して優秀な人材を集め、顧客のニーズを捉え収益を伸ばす企業が上位に並んだ。従業員一人ひとりが高い付加価値を生み出しており、売上高の伸びの大きい企業が目立つ。事業拡大と人材獲得の好循環をつくり出し、成長に結びつけている。


5年間の従業員増加数
1位 メンバーズ 残業半減、ベアも導入


 人手不足で多くの企業が採用難に苦しむなか、5年間で従業員数を3.6倍に増やしたのが、企業のホームページ(HP)運営代行を手掛けるメンバーズだ。裁量労働制の廃止やベースアップ(ベア)の導入など従業員の働きやすい職場づくりにこだわり、離職率を大幅に抑制。顧客への提案営業の強化につなげ、業績を伸ばしている。

 HPの運営業務は一般に、日々のメンテナンスなど単調な受け身の作業になりがち。全体の管理を請け負ったうえで下請けに発注することも多い。メンバーズは顧客にHP表示内容の見直しやコスト削減などを積極的に提案。他社を介さず直接受注し、顧客ニーズにきめ細かく対応する。

 積極的な提案が評価され、顧客にはソニーや資生堂など大手企業がずらりと並ぶ。剣持忠社長は「我々は下請けではない。顧客のパートナーを目指し、どんどん改善提案する」と話す。ある企業では目立たなかった企業の社会的責任(CSR)の取り組みをトップページに置くよう提案し、採用されたこともある。

 注力するのが働きやすい職場づくりだ。「従業員の働く環境を整えてやる気を引き出さなければ、事業拡大につながらない」(剣持社長)と考えるからだ。年間の離職率は8%と業界平均の2~3割より低く、従業員のノウハウ蓄積や顧客との連携強化につながっている。

 働き方改革の一つとして取り組んだのは、IT(情報技術)業界で多い裁量労働制を09年に廃止したことだ。働く時間を個人の裁量に委ねると無駄が多くなると考え、就業時間を午前9時から午後6時までに固定。従業員が就業時間内で効率的に働くようになり、顧客への提案内容の改善にも結びついたという。

 併せて、10以上あった事業をHP運営などに絞り込んだ。1人当たり月平均で30時間程度あった残業時間は、17年に16時間とほぼ半減した。給与体系も見直した。IT業界で珍しい定期昇給やベアを導入し、残業代が減っても総収入が減りにくい仕組みとした。

 改革のきっかけは07年5月期から2期連続で最終赤字に転落したことだ。当時は業容拡大を急いで様々な事業に進出したが、体制づくりが追いつかず採算が悪化。従業員の長時間労働が常態化して大量離職を招いたことから、従業員の働き方改革に取り組んだ。

 17年3月期の純利益は4億円と、最終黒字に転換した09年3月期と比べて26倍に改善。売上高も80億円と7割増えた。20年3月期には売上高150億円、営業利益率10%を目指す。事業拡大に向け、18年春には145人の新卒社員を採用する。社員数は1000人規模に増える見通しだ。