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日本経済新聞2014/1/6 23:22

鶏卵の年初の取引が昨年よりも3割高でスタートした。年末年始に積み上がった在庫が市場に出て需給が緩んだため前年末に比べ25%値下がりしたが、下げ幅は例年に比べてやや小幅。昨夏の猛暑による親鶏の産卵率の低下などの影響が尾を引き、供給が少なめの状態が続いている。

 指標となるJA全農たまご(東京・新宿)の6日のMサイズ加重平均価格は東京地区で1キロ210円。前年の取引初日よりも50円(31%)高い。初日の取引が200円を超えて始まるのは1991年以来だ。大阪地区も210円だった。

 例年、年末年始は小売店や加工業者の休業で流通業者などの在庫が積み上がり、営業が始まると大幅に値下がりする。今年も70円(25%)下がったが例年に比べるとやや小幅だった。「卸、メーカー段階とも今年は滞留している鶏卵が例年より少ない」(JA全農たまご)

 寒さが厳しくなるためおでん向けなどに引き合いが強い状況が続いている。今後は供給の回復ペースに加え、「高値を受け外食や中食で鶏卵の使用量を減らす動きがどこまで広がるかも価格に影響しそうだ」(中堅卸)。

 一般卵の取引が高めで始まったことから生産者側は固定価格で取引されているブランド卵についても値上げ意欲を強めそうだ。日本養鶏協会では「安定取引のため数量契約が成立するかどうかもポイントになる」としている。