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日揮ホールディングス(株)【1963】の掲示板 2024/03/07〜2024/03/28

日揮のホームページより(3月27日)

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日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長CEO 佐藤雅之)は、日揮株式会社(代表取締役 社長執行役員 山田昇司 以下、日揮)と共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「JGC MIRAI Innovation Fund」を通じ、低温精製技術を用いた資源・素材の精製プロセスを開発するスタートアップ、株式会社MiRESSO(代表取締役 中道 勝 以下、MiRESSO)への出資を行いましたので、お知らせします。

1. ベリリウム鉱石の低温精製技術を持つMiRESSO

現在、世界で開発が進められている核融合発電の実現・運転には、希少鉱物資源で中性子増倍材であるベリリウム(Be)が、核融合炉1基に対して約500トン必要であると言われています。しかし、現状のベリリウムの年間生産量は約300トン程度で、その価格も高価であるため、将来、核融合発電普及のボトルネックとなることが懸念されています。

MiRESSOは、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構の認定を受けた核融合スタートアップです。難溶解性であるベリリウム鉱石の精製(溶解)工程において、従来は約2,000℃の高温熱処理が必要でしたが、MiRESSOが開発した低温精製技術では、化学処理とマイクロ波加熱の複合技術により、300℃(従来手法と比べて低温)かつ常圧で、ベリリウム鉱石を容易に溶解することができます。これにより従来手法と比べて圧倒的な低コスト・省エネルギーでベリリウム精製を行うことが可能となります。

MiRESSOは、2027年頃からのベリリウム及びベリリウム化合物の製造のためのパイロットプラントでの実証を計画しているほか、技術プラットフォーム事業として低温精製技術を応用したベリリウム以外の鉱資源・素材の精製・リサイクルに関する共同開発、当該技術のライセンスを目指しています。

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