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(株)INPEX【1605】の掲示板 2021/06/22〜2021/06/25

原油価格は今後1年から1年半の間にバレル当たり100ドルを突破する可能性がある。大手商品取引会社トラフィグラ・グループ(シンガポール)が予測した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)からの回復に伴う需要の盛り返しが背景だ。

  トラフィグラのグローバル・チーフエコノミスト、サード・ラヒム氏は22日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「市場は石油を求めている」と述べた。原油動向を注視する多くの市場関係者は条件がそろえば原油価格は再び3桁台に達するとみており、トラフィグラもこの見通しに加わった格好だ。

  指標となる北海ブレント原油は一時、2年ぶりに75ドルを突破。コロナ対策に伴う制限措置から経済が開放されつつあり、ガソリンやディーゼル、ジェット燃料の需要が押し上げられている。現在は欧米が主にけん引する消費の回復や、新たな生産への「構造的な過小投資」がいっそうの価格上昇を後押しすると、ラヒム氏はみる。

  同氏は「最終的には需要が回復するだけでなく以前よりも拡大し、必要な生産能力がないという状況になるだろう」と語り、条件がそろえば来年にも原油価格が100ドルをつけ、1年半以内にその水準を超える可能性が高いと予想。同氏の見通しによれば、価格上昇のペースは「漸進的だが、その後急加速」する。