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企業が社債発行を急ぐ背景には、利払い負担が今後増えるとの警戒感がある。長期金利は一時1.1%と13年ぶりの高水準に達した。国債利回りと連動する社債の利率も上がりやすい。日銀が今後利上げに動くとの見方が強まるなか「金利がさらに上昇する前に前倒しで社債を発行する企業が出ている」(野村証券の荻野和馬シニア・クレジット・アナリスト)という。 実際、利率がそれまでよりも上昇した社債が多い。日本航空の10年債は今回の利率が1.634%なのに対し、23年6月に起債した際には1.2%だった。23日に発行した商船三井の5年債は0.85%で、今年1月の同年債の0.639%を上回った。 6月も武田薬品工業が総額5000億円、日本製鉄が米鉄鋼大手USスチール買収後の財務基盤の強化などを狙った1200億円程度のハイブリッド債を計画しており、大型発行が相次ぐ見通しだ。金利に上昇圧力が強まるなか、目先は同様の動きが継続しそうだ。
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長期的に米経済が強さを保つとの期待から、貸し手がリファイナンス(資金の借り換え)に応じるケースが増加し、償還の先送りにつながった。みずほリサーチ&テクノロジーズの松浦大将上席主任エコノミストは「債権者は、デフォルトリスクを鑑みて、無理に社債の償還を促すよりも先延ばしした方が安全という判断をしている」と指摘する。 野村証券の伴豊シニア・クレジット・アナリストは「企業は償還のタイミングで資金繰りが困難となることが多いが、償還時期が先延ばしになったことで楽観ムードが漂っている」と指摘する。 投資家の低格付け債への需要は強く、国債に対するスプレッドは低水準となっている。米インターコンチネンタル取引所(ICE)が算出する低格付け債の代表的な指数では、5月上旬には一時3.03%と、2年半ぶりの低水準となった。 信用力の高い企業も含めて、米企業は高金利に打たれ強くなっている。 社債による資金調達が多い米企業では支払利息は固定金利が多く、市場金利が上がってもすぐに利払い費が増えるわけではない。さらに、企業は高金利環境が長引くなかで、現金などをMMF(マネー・マーケット・ファンド)や債券など利回りが高くなった金融商品にシフトし、高い金利収入を受け取れるようになった。 SMBC日興証券の原田賢太郎チーフクレジットアナリストは「企業の利払い負担は増えておらず、高金利の財務面へのインパクトは限られている」と話す。
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個別企業ではSS&Cテクノロジーズが2032年を満期とする7億5000万ドルの社債を発行した。25年4月以降に満期がくる変動金利の融資を借り換えるためだ。利回りは6.5%。19年に発行した社債に比べて国債に対するスプレッド(上乗せ金利)が抑えられ、1%程度の金利上昇にとどまった。 社債は新型コロナウイルス禍の低金利環境を生かして大量発行された経緯があり、24年に償還が多い「償還の壁」が迫ると警戒されていた。ところが、企業は借り換えで満期が先の資金を確保し、財務の安定性が増している。現状では償還が増えるのは26年以降だ。
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米低格付け債「償還の壁」遠のく 企業、高金利に耐性 米国で財務基盤が弱い企業が発行する低格付け債(ハイイールド債)の借り換えが進んでいる。5月の発行額は月間としておよそ3年ぶりの高水準となった。多くの社債が満期を迎え資金繰りへの懸念が高まる「償還の壁」は遠のいている。米企業の高金利への耐性が強いことが金融引き締めが長期化しても景気が堅調な要因となっている。 低格付け債は信用格付けが「ダブルB」格以下の債券。デフォルト(債務不履行)のリスクが高い一方で、高い利回りを確保できるハイリスク・ハイリターンの金融商品とされる。景気や金融市場の動向に敏感に反応し「炭鉱のカナリア」とも呼ばれる。 英LSEGによると、米国市場における5月の低格付け債の発行額は332億ドル(5.2兆円)、発行件数は48件だった。月間ベースでは、発行額と件数ともに2021年9月以来2年8カ月ぶりの高水準だった。
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ようやくお花畑予測から現実を見据えた動きが出始めたような(´・ω・`) クオンツファンドのカタリスト、米10年債を空売り-金利据え置き想定 2024年5月29日 13:07 JST トップクラスの運用成績を誇るクオンツファンドが、期間5-10年の米国債をショートにしている。インフレ率が高止まりする中で、米政策金利は年内いっぱい据え置かれると想定している。 カタリスト/ミルバーン・ヘッジ・ストラテジー・ファンドは、米国債先物を売る一方、米財務省短期証券(TB)と投資適格級の短期社債を買っている。このポジションは、市場が米金融当局の利下げ確率を過大評価する一方で米財政赤字拡大が期間長めの債券利回りに与える圧力を見落としているとの見方を反映している。 カタリスト・ファンズのデービッド・ミラー最高投資責任者(CIO)は、「どちらかと言えば、米金融当局は先に言及した利下げに踏み切れない可能性が高い」とし、「インフレ率を再び押し上げずに利下げできる方法は明らかでない」と指摘した。 ブルームバーグの集計データによると、運用資産70億ドル(約1兆1000億円)強の同ファンドは今年これまでのリターンが約14%で、競合ファンドの94%を上回る成績だ。5年間のパフォーマンスは上位1割に入る。 ミラー氏によれば、カタリストのファンドはTBのほか、アップルやマイクロソフトなどの短期社債を購入。短期の債券について提供されている利回りをうまく活用しているという。 また同氏は、米政府の借り入れ計画も債券相場の下押し圧力だと指摘した。米議会予算局(CBO)が2月に公表した推計によると、財政赤字は2034年度に2兆5600億ドルと、24年度の1兆5800億ドルから大きく膨らむ見通し。 ミラー氏は「それが長期的に金利を押し上げることになる」と論じた。
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【ソフトバンクG社債】 前回3月は3.04%の募集ですが、今回もその程度の見込み。 確か会社の格付けも少し上げてるので、金利上昇場面でも債券価格は安定してる模様。 昨年買った4.75%社債は自動車税支払いに重宝。これは途中売却しても101円程度で売れ、日歩で金利も受け取れ有難い。 楽天モバイル債(3.3%)は残り8か月程度で満期ですが、単価100.66円程度で売却可能、他にルノー債(2.8%)が有るけど101.33円で堅調な動き。 リートが下げ止まらない現状、高利回り社債の優位性が目立ってますが、3~4%程度のリート買うより、ソフトバンクG社債買う方が堅実かもです。 多分前回同様、数時間で売り切れでしょうね~ 私の場合、債券は満期まで持たず途中売却で乗り換え多いですが・汗
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金利が上がる局面では、来年以降のSBGの社債はとんでもない高利回りに ならざるを得ない 大借金企業の株は買えない キャッシュ・リッチの企業が買われる 日本銀行の国債購入が目標に届かない「札割れ」 大規模な金融緩和後で初 5/23(木) 19:05
ソフトバンクグループ株式会社第…
2024/05/31 20:37
ソフトバンクグループ株式会社第63回無担保社債の利回りが決まりましたので全額購入するため割高な高式を全て売却して現金化しました。 買えれば利回りの低い社債を売却して資金化してから株式投資を行なう予定ですが上がっている日には絶対に買いません!