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31日の東京外国為替市場で、円相場は反落した。17時時点では前日の同時点に比べ18銭の円安・ドル高の1ドル=157円14〜15銭で推移している。日本時間31日夕の取引で米長期金利が上昇しており、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが出た。 17時すぎには一時157円18銭近辺まで下落した。欧州勢の取引時間帯に入り、米長期金利が上昇基調となったのを受けて円売り・ドル買いが増えた。「157円を下回ったことで、ストップロス(損失覚悟)の円売り・ドル買いが誘発されたようだ」(国内銀行の為替ディーラー)との声があった。
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日経平均、米株安が重荷(先読み株式相場)2024年5月31日 8:01 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL3109C0R30C24A5000000/ 31日の東京株式市場で日経平均株価は続落か。前日の米株式相場の下落を受け、東京市場でも半導体関連株などに売りが先行する可能性が高い。半面、前日までの3日続落を受けて短期的な自律反発を見込んだ買いも入りやすく、下値は限定的だろう。日経平均は前日終値(3万8054円)より250円ほど安い3万7800円が下値メドになる。 30日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比330ドル(0.85%)安の3万8111ドルで終えた。29日夕発表の2024年2〜4月期決算で売上高が市場予想に届かなかったセールスフォースが急落し、指数を押し下げた。マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど主力株にも売りが波及した。 エヌビディアは5営業日ぶりに反落し、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は0.88%安と続落した。きょうの東京市場でもアドバンテストやディスコといった半導体関連株には売りが波及しやすいだろう。 前日の日経平均株価は3日続落し、前の日に比べ502円(1.30%)安の3万8054円で終えた。日本や米国の長期金利上昇を警戒し、ハイテク株を中心にリスク資産を圧縮する動きが優勢だった。取引時間中としては2週間ぶりに3万8000円を下回る場面があったが、その後は押し目買いで急速に下げ渋った。きょうも心理的節目の3万8000円が引き続き下値支持として機能するかがテクニカル面の注目点となる。 31日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は上昇し、6月物は前日の清算値に比べ110円高い3万8110円で終えた。31日早朝の外国為替市場で円相場は1ドル=156円70銭台と前日夕時点に比べやや円高・ドル安で推移している。 きょうの大引けで、米MSCIの株価指数「グローバルスタンダード指数」の構成銘柄の定期入れ替えに伴う売買が発生する。日本株では15銘柄が関連指数から除外され、指数連動型の投資家が売りを出すとみられる。日本株市場全体では「約1950億円の資金流出が予想される」(大和証券)。半面、資金流出による日本株相場の下落を想定して、前日までに除外銘柄を中心に空売りを出していた投機筋も多いとの見方がある。投機筋が持ち高解消の買い戻しに動く可能性も含め、大引けにかけての日経平均は激しい動きとなりそうだ。 国内では5月の都区部消費者物価指数(CPI)や4月の鉱工業生産、5月の為替介入実績が発表される。中国では5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が公表となる。米国では4月の個人所得・個人消費支出(PCE)の発表が予定されている。
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円は157円半ばへ強含み、金利上昇や株安で買い戻し圧力-介入警戒も 2024年5月30日 7:24 JST 更新日時 2024年5月30日 11:39 JST Bloomberg 30日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=157円台前半に上昇した。米国の長期金利上昇でドル高・円安が進んだ海外市場の流れが一服。日本の長期金利も一段と上昇する中、日本株が大幅下落し、リスク回避に伴う円買い戻しが優勢となっている。 円相場は午前11時33分現在、対ドルで前日比0.1%高の157円42銭。 一時157円31銭まで上昇 29日の海外市場では一時157円71銭と2日早朝(米国時間1日夕)以来の安値まで下落 大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジストは、実需の円売り需要などもあり、株価が大きく下げている割には円買いは限定的と指摘する。ただ、世界的な金利上昇でリスクオフ環境が強まる可能性もあり、「金利上昇に米国株がどこまで踏ん張れるか、注意深く様子を見る必要はある」と述べた。 ドル・円の推移 29日の米国市場では長期金利が一時4.64%程度と2日以来の水準まで上昇し、ドルは主要10通貨に対して全面高。年内の利下げ観測が後退する中、株価が下落した。 この流れを引き継いで、30日午前の東京市場では日経平均株価が一時900円超の下落となった。日本銀行の政策修正観測も影響して日本の長期金利は2011年7月以来の水準に上昇、円は対ユーロなどクロス円中心に買いが強まった。 大和証の石月氏は、日銀がタカ派姿勢を強めている背景には円安があり、円安を起点に金利高、それを嫌気した株安という構図だと指摘。「円安が止まるか見えないので疑心暗鬼になっており、日本はトリプル安のような形になっている」と述べた。 ------ 6月相場も 一喜一憂しそうだがな
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三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> が前日終値近辺で売り物をこなし頑強な値動きをみせている。今月下旬に入り改めて上値指向を強め、3月8日につけた年初来高値1645円50銭の更新を指呼の間にとらえている。ここ、国内でも長期金利の上昇傾向が強まっており、運用環境改善に向けた思惑が再燃している。外国為替市場では円の独歩安が続いており、足もと対ドルでは1ドル=157円台前半と4週間ぶりの円安水準にある。日銀の金融政策正常化が急がれるなか、今後は国内の10年債利回りも日銀の追加利上げの動きを先取りする形で強含みに推移することが見込まれる。きょうは午後取引時間中に日銀の安達審議委員の熊本県金融経済懇談会での記者会見が予定されており、これも長期金利の動向や金融株の値動きに影響を与える可能性があり、同社の株価動向にも注目度が高まっている。
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外為17時 円相場、3日ぶり反落 157円台前半 一時1カ月ぶり安値 29日の東京外国為替市場で、円相場は3営業日ぶりに反落した。17時時点では前日の同時点に比べ22銭の円安・ドル高の1ドル=157円10〜11銭で推移している。前日の米長期金利が上昇し、日米金利差を意識した円売り・ドル買いが優勢だった。 円は一時、157円41銭近辺と1日以来およそ1カ月ぶりの円安・ドル高水準をつけた。米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は28日、米連邦準備理事会(FRB)が利下げに動くには「さらに多くの月にわたる(インフレ鈍化を示す)明るい指標」が必要だとの考えを示した。同日発表の5月の米消費者信頼感指数では消費者心理が上向いているとも受け止められた。米利下げが遅れるとの見方から前日の米長期金利が上昇。日本時間29日の取引でも小幅ながら上昇しており、円相場の重荷となった。 日銀の安達誠司審議委員は29日、熊本県金融経済懇談会後に記者会見した。政策金利を巡り基調的な物価上昇率が2%に向けて着実に上がっているという状況の下では「非常にゆっくりとしたペースで調整していくというのが一番適している」などと述べた。 外国為替市場での円安進行を受けた金融政策への対応について、現在の状況が長引き「実際のインフレ率や基調的な物価上昇率、たとえば予想インフレ率の長いところが上振れるということがもし出てくれば考える」とした。市場では金融引き締めに積極的な「『タカ派』的な姿勢ではなかった」(国内信託銀行のストラテジスト)と受け止められたが、政府・日銀による円買いの為替介入への警戒感も根強い中で円を一段と売る動きは限られた。 円は対ユーロで4営業日ぶりに反発している。17時時点では同29銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=170円35〜41銭で推移している。ユーロは対ドルで3営業日ぶりに反落。17時時点は同0.0033ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.0844〜45ドルで推移している。 〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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三菱UFJは頑強な値動き、長期金利の動向にマーケットの関心高まる 9:10 配信 現在値 三菱UFJ 1,652 +24 三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> が前日終値近辺で売り物をこなし頑強な値動きをみせている。今月下旬に入り改めて上値指向を強め、3月8日につけた年初来高値1645円50銭の更新を指呼の間にとらえている。ここ、国内でも長期金利の上昇傾向が強まっており、運用環境改善に向けた思惑が再燃している。外国為替市場では円の独歩安が続いており、足もと対ドルでは1ドル=157円台前半と4週間ぶりの円安水準にある。日銀の金融政策正常化が急がれるなか、今後は国内の10年債利回りも日銀の追加利上げの動きを先取りする形で強含みに推移することが見込まれる。きょうは午後取引時間中に日銀の安達審議委員の熊本県金融経済懇談会での記者会見が予定されており、これも長期金利の動向や金融株の値動きに影響を与える可能性があり、同社の株価動向にも注目度が高まっている。 出所:MINKABU PRESS みんなの株式(minkabu PRESS)
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三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が前日終値近辺で売り物をこなし頑強な値動きをみせている。今月下旬に入り改めて上値指向を強め、3月8日につけた年初来高値1645円50銭の更新を指呼の間にとらえている。ここ、国内でも長期金利の上昇傾向が強まっており、運用環境改善に向けた思惑が再燃している。外国為替市場では円の 独歩安が続いており、足もと対ドルでは1ドル=157円台前半と4週間ぶりの円安水準にある。日銀の金融政策正常化が急がれるなか、今後は国内の10年債利回りも日銀の追加利上げの動きを先取りする形で強含みに推移することが見込まれる。きょうは午後取引時間中に日銀の安達審議委員の熊本県金融経済懇談会での記者会見が予定されており、これも長期金利の動向や金融株の値動きに影響を与える可能性があり、同社の株価動向にも注目度が高まっている。 出所:MINKABU PRESS
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29日朝の東京外国為替市場の円相場は1ドル=157円台前半と、前日夕方から下落。海外時間には米金利の上昇を背景に円安・ドル高に振れた。円は英金利の高止まり観測から買われたポンドに対して2008年8月以来の安値を付けた。海外との金利差から円が売られやすい中、介入への警戒感が支えとなる。...ブルームバーグ
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1ポンド200円台、16年ぶり円安 英利下げ期待後退で 27日の外国為替市場で円が対英ポンドで下落し、1ポンド=200円の大台を突破した。2008年以来およそ16年ぶりの円安・ポンド高水準となった。イングランド銀行(BOE)の利下げ開始時期が後ろ倒しとなり、日英の金利差が開いた状態が続くとの見方が広がっている。 電子ブローキングシステム(EBS)によると、円は英国時間27日午後2時半ごろに一時200円20銭を付けた。 円安・ポンド高を後押しするのは、前週に発表された4月の英消費者物価指数だ。前年同月比で2.3%上昇と市場予想の2.1%を上回り、「英国のインフレ抑制が失速するリスクがある」(英HSBCのクリス・ヘア・シニアエコノミスト)との見方が広がった。サービス価格の伸びの低下が小さく、賃金上昇率は6%といまだ高水準が続く。 BOEの6月の利下げ開始の可能性が後退した。ベイリー総裁が「私は(インフレの状況を)楽観的に見ている」とコメントして一部では期待が出ていた。27日時点でのLSEGの集計では、市場の5割が9月、7割が11月の利下げ開始を予想する。
円買い介入9.7兆円、過去最大…
2024/05/31 20:49
円買い介入9.7兆円、過去最大 4〜5月の実績公表 財務省は31日、4月26日から5月29日の為替介入実績を公表した。介入総額は9兆7885億円だった。4月29日と5月2日に実施したとみられる円買い・ドル売りの介入を反映しており、2022年10月以来およそ1年半ぶりとなる。 市場は政府と日銀が4月29日と5月2日に円買い・ドル売り介入を実施したとみる。4月29日は一時1ドル=160円台と34年ぶりの円安水準まで下落した後に、154円台まで急激に円高が進んだ。5月2日は早朝に157円台から4円ほど上昇した。 2022年10月24日の7296億円の円買い介入以来となる。22年秋の円安局面では9〜10月に3回の円買い介入を実施し計9.1兆円を投じた。今回の総額はそれを上回る。 31日に公表した実績は、およそ1カ月間の総額だけを開示した。実施日や日次の介入額は四半期ごとに公表しており、4〜6月期の日次実績は8月上旬に公表する。 主要7カ国(G7)の合意では「為替レートの過度の変動や無秩序な動き」が経済に悪影響を及ぼす場合は介入を認めている。4月29日の160円台への急落は投機筋による「スピード違反」(財務省幹部)だと判断し、介入に踏み切ったとみられる。 5月2日は日本時間の午前5時台に円が急騰した。この時間はニューヨーク外国為替市場からウェリントン(ニュージーランド)市場に取引の中心が移る時間帯だ。介入効果を高めるため、取引の規模が比較的小さいウェリントンの時間帯を狙ったとの見方がある。 為替相場には一定の介入効果が表れている。31日の東京外為市場では1ドル=157円前後で推移しており、4月29日に付けた160円からは3円ほど円高水準にある。 22年10月21日に公表済みの日次で過去最大となる5.6兆円の円買い介入を実施した直前の1ドル=151円94銭は、その後1年超にわたり突破されることがない安値水準となった。今後は今回の介入直前に付けた160円24銭が安値のめどとして意識される。