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NYダウ【^DJI】の掲示板 2021/11/27

感謝祭祝日の休場明け26日のニューヨーク株式相場は、南アフリカなどで見つかった新型コロナウイルスの変異株に対する懸念から世界的に株安が連鎖する中、急落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前営業日終値比905.04ドル安の3万4899.34ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は353.57ポイント安の1万5491.66で引けた。
この日の米国の株式市場は感謝祭翌日で短縮取引だった。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前営業日比1914万株増の8億1085万株。
変異株に対するワクチンの有効性や、渡航規制が経済に及ぼす影響をめぐる懸念が広がる中、市場ではリスク回避の動きが台頭。この日はアジア、欧州と軒並み安となり、世界的に株安が連鎖した。ダウは寄り付きから急落し、一時1000ドルを超える下げを記録。終値ベースの下げ幅は今年最大の大きさだった。変異株が嫌気され、航空株は大きく値を下げた。
安全資産とされる円は一時1ドル=113円台に急伸。米国債も買われた一方、景気への影響が懸念され、原油は売り込まれた。
市場では「米市場は感謝祭翌日で薄商いとなる中、変異株をめぐる懸念で世界的にリスクオフの流れが続いた」(日系証券)との声が聞かれた。
全面安となる中、業種別では、エネルギー、金融、資本財、不動産、一般消費財、ITの下げがきつかった。
個別銘柄では、アメリカン・エキスプレスが8.6%安、ボーイングが5.4%安、キャタピラーが4.0%安。自社が開発中のコロナ経口治療薬について、先に発表した結果よりも有効性が低いとの新たな分析を明らかにしたメルクは3.8%安。トラベラーズが3.3%安。コカ・コーラは3.1%安。
ダウ銘柄で唯一上伸したベライゾン・コミュニケーションズは0.3%高