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NYダウ【^DJI】の掲示板 2021/11/18〜2021/11/19

17日のニューヨーク株式相場は、早期の米利上げ観測が再燃する中、高値警戒感から利益確定の売りなどに押され、反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比211.17ドル安の3万5931.05ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は52.29ポイント安の1万5921.57で引けた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2293万株増の8億4911万株。
朝方発表された10月の米住宅着工件数は前月比0.7%減の152万戸となり、市場予想(157万6000戸)を下回った。「住宅建設は引き続き力強いペースで進んでいるが、建築資材や労働力の不足がなお着工の阻害要因になっている」(米銀エコノミスト)もようだ。
インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コムが手数料の高さを理由に英国でビザのクレジットカード決済を停止すると報じられ、ビザは急落。ダウ平均を下押しした。小売り大手ターゲットは、8~10月期決算で売上高、1株当たり利益がともに市場予想を上回ったものの、大幅に下落した。また、米長期金利の低下を嫌気し、金融株も軒並み安かった。
一方、通期の業績見通しを引き上げたホームセンター大手ロウズは底堅く推移。前日に新型コロナウイルス経口治療薬の緊急使用許可を米食品医薬品局(FDA)に申請したファイザーも堅調だった。
インドの新興格安航空会社(LCC)のアカサ・エアから主力の小型旅客機「737MAX」を72機受注したと前日発表した航空機大手ボーイングは小幅高。米金融大手ウェルズ・ファーゴはこの日、ボーイングの投資判断を引き上げた。
前日発表された10月の米小売売上高が堅調だったことなどから、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)が早期の利上げに踏み切るのではとの見方が広がっている