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iシェアーズ JPX日経400 ETF【1364】の掲示板

③特集 杉村富生が斬る! 子年「有望株!」 <新春お年玉企画>

「2020年相場は引き続いて個別株物色の展開」

◆NY市場は「強いアメリカ」を象徴!

アメリカ市場は絶好調である。世界の投資マネーが集中している。 NYダウ、S&P500指数、NASDAQ指数はそろって史上最高値を更新中だ。まさに、「強いアメリカ」を象徴する“出来事”だろう。

NYダウのPERは19倍台に乗せ、PBRは4倍を超えている。一方、 日経平均株価のPERは14倍台、PBRは1.1倍台にとどまっている。もちろん、出遅れるにはそれなりの理由がある。

すなわち、NYダウ採用銘柄の配当性向は43.3%、PBRと連動するROE(株主資本利益)は28.9%である。これに対し、日経平均採用銘柄の配当性向は27.0%、ROEは8.7%にすぎない。日本企業は増配、自社株買い、M&Aなど内部留保(約463兆円)を取り崩す経営戦略が必要だろう。

ただ、日本企業は変わりつつある。2019年度の自社株買いは10兆円となりそうだし、増配が相次いでいる。20年の日経平均株価の上値については2万5000~2万6000円のゾーンを想定している。

ちょっと慎重すぎるようだが、この背景については、米中貿易戦争が11月までは継続すると予想しているほか、米大統領選挙の年のNYダウのパフォーマンスはあまりよくないこと、国内政治の波乱(五輪の後は解散総選挙)を危惧していること、などによる。

◆物色面での大きな2つの“流れ”?

まあ、基本的に個別株物色の展開だろう。物色の“流れ”としてはまず、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)がターゲットとするESG(Environment Social Governance)投資がある。この分野では大林組 <1802> 、ニチレイ <2871> 、花王 <4452> 、ソニー <6758> 、SCSK <9719> などが候補となろう。

日銀のETF買いは年間6兆円はともかく、続くだろう。すでに、31兆円(19年9月末時点)に達する。「これが売ってきたら相場が崩れる」と心配する向きがあるが、この懸念は無用だ。当面、売る予定はないし、「リッチ企業」を選択して買っている。これは、どういうことか。