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(NEXT FUNDS) 日経ダブルインバース上場投信【1357】の掲示板 2024/05/01〜2024/05/07

>>705

「東日本大震災の震源の周辺では、大きなひずみが残っています。北は青森県の北部地方、南は千葉県の南部付近です。とくに千葉南部での揺れは、首都直下型地震を誘発する相模トラフを刺激する可能性があり注意が必要でしょう。実際、平安時代の869年に東北地方で起きた貞観(じょうがん)三陸地震(推定M8.3以上)では、9年後の878年に現在の関東地方南部で元慶(がんぎょう)地震(推定M7.0以上)が発生し大きな被害が出ています。しばらくは首都圏で巨大地震が起きる危険があるんです」
警戒すべき3つ目は岐阜だ。
「能登半島地震で刺激を受けた岐阜の断層帯が活発化し、大きな揺れを引き起こすかもしれません。岐阜で大地震が起きれば、被害は県内に収まらない。明治時代の1891年に起きた濃尾(のうび)地震(M8.0)では、現在の岐阜市や愛知県一宮市付近の建物が100%近く倒壊したそうです。名古屋をはじめ、東海道に沿った地域で影響が出るでしょう」(高橋氏)
今後も続発しそうな大規模地震。要注意は雪解けから今年5月の初夏だという。
「昨年4~5月頃、日本では震度4クラスの揺れが多く起きました。原因はわかりませんが、地震はランダムにいろいろな場所で起きるわけではなく、比較的発生しやすい時期があるようです。震災の起こり方をみても、静かな時期と活発な期間があります」(遠田氏)
常に警戒を怠ってはならないのは言うまでもない。高橋氏も注意を促(うなが)す。
「私の統計ではM7以上の地震が日本で起きる割合は、5年に3回ほどです。最近、大きな揺れが続発しているのは異常と言えるでしょう。2万人以上が亡くなった1896年の明治三陸地震(M8.5)の37年後の1933年には、昭和三陸地震(M8.1)が起きました。両者は無関係ではなく、昭和三陸地震は明治三陸地震の余震なんです。東日本大震災を起こした地震活動は終わっていません。今も日本列島に影響しているんです」
日本各地で悲鳴を上げ始めたひずみが一気に爆発する日は近い。

『FRIDAY』2024年4月26日号より