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NEXT NOTES ドバイ原油先物 ベア ETN【2039】の掲示板 〜2015/08/30

CNBC8月27日記事
【40ドル原油に対するテキサス原油生産者の見解】③

ミッドランド郊外のインダストリアル・パークには使われていない40基近いリグ装置がそのまま放置されている。と言うのも、廃棄したりヨソへ持っていくにも経営者に資金的余裕がないからだ。
アナリストの中にはテキサス西部の原油を地中から取り出す原価は35~40ドルと見ている。
このコストで全米でもかなりコスト効率の良い原油となっていると言う。

しかしペルミアン盆地石油協会の副会長ステファン・ロバートシンは企業ごと、更には油田ごとに損益分岐点は大きくバラツクと言い、また同じ場所でも掘削タイミングや残存寿命でも異なるとも言う。
ロバートソンを始め多くの人間がリグの数はドラスティックにかつ急速に変化するものだと指摘する。
「掘削コストを50%削減する方法を見つけたとする企業も現れる」「数か月前までの損益分岐点が今現在そのまま適用できるとは限らない」とロバートソンは言う。

労働コストと設備コストを低く抑えている企業の一つがミッドランドにあるExLペトロリアムだ。
創業10年のこの会社は昨年自らの資産を他企業に売却した。手にした多額の現金でそれ以来、既存油田の拡張や新たな土地での新油田掘削の計画を立てられるようになった。
ExLの創業者社長ダグ・ロビンソンは「カジノには、5ドルの場も10ドルの場も50ドルの場もある。それ以上の場だってある。でもやるのは同じゲームだ。どの場で賭けようが、ゲームは同じでオッズが違うだけ」「38ドル/バレルになってもコストを下げればリターンは変わらない。オカネは沢山かけないで同じ率だけリターンを上げることが大切」と言う。

ロビンソンが個人的に所有するプライベートカンパニーでは社員が過去何年もコスト低減策を試行し、今では40ドル/バレル以下でも余裕で採算が採れると言う。
ロビンソンは200年代初頭から半ばにかけて原油価格が25ドル/バレルまで下がった頃にペルミアン盆地原油企業選別の流れが始まったと言う。
この頃、低価格下であっても安い製造原価が達成できればどのような戦略を立てられるか、考えたと言う。