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(株)アイリックコーポレーション【7325】の掲示板 2020/09/01〜2020/11/27

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gkf***** 強く買いたい 2020年11月9日 13:05

アイリック、復活モード

 アイリックコーポレーション(7325・M)は安値圏の推移となっているが、中期的には見直され、回復に向かいそうだ。同社はフィンテック(金融のIT化)技術を活用し、保険事業を手掛ける。前6月期は新型コロナウイルス感染拡大の影響があって減益だったが、今期以降には改めて成長トレンド入りが期待されよう。
「保険システム」の利用拡大

 同社の前期業績は連結売上高41億6900万円(前々期比7.7%増)、営業利益4億7900万円(同14.9%減)で、増収ながら減益だった。新型コロナで同社直営店舗の入る商業施設の閉鎖があり、一時は店舗の運営ができなかった。また、保険に関する税制改正に伴い、一部法人向け保険商品が販売停止になり、法人営業部門が伸び悩んだ。

 半面、新型コロナの世界的な流行で先行きの不安感が大きくなっていることから、保険に対するニーズが高まり、問い合わせは増加しているもよう。同社開発のワンストップ型保険分析・検索システム「保険IQシステム」は数多い保険商品の中から条件に合った保険を絞り込む機能があることから、今後、同社店舗である「保険クリニック」の利用が加速する可能性がありそうだ。

 また、同社はソリューション事業として「保険IQシステム」をサブスクリプション型で、「保険クリニック」以外の保険代理店、銀行、生命保険会社などに提供している。「保険IQシステム」の利用拡大からソリューション事業は急成長が続いており、前期の売上高は前々期比約20%増となった。今期についても、前期比15%程度の成長を予想している。
スマートOCR事業にも注力

 そのほか、「保険×IT×AI(人工知能)」のインシュアテック活用も推進し、AI、ディープラーニングによる非定型OCR(光学的文字認識)を活用したスマートOCR事業にも注力。「スマートOCRクラウドサービス」「スマートOCR請求書」「スマートOCR非定型手書き」「NTTイフのカシャ!比較見積もり」など保険業界の枠を超えた展開を進めており、今後、同社の成長をけん引する事業になっていきそうだ。

 今期業績はコロナの影響がはっきりしないためレンジ予想とし、売上高48億~50億円(前期比15.1%増~19.9%増)、営業利益4億6000万円~5億円(同4.0%減~4.3%増)を見込む。売上高が順調に増加する見通しとする一方で、テレビコマーシャルなど将来の成長に向けた先行投資を積極的に行う方針だ。