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いまいちよくわかりませんが、
今回の4Qでは3Qにくらべて事業費の上昇率が穏やかになってるけど
事業費が下がる(効率の良い経営をする)と、
初年度収支残高(当年度に係る保険料から保険金、事業費を差し引いた残額)が
未経過保険残高(当事業年度の残高と前事業年度の残高の差分)
よりもより大きくなって、その結果、責任準備金が増え、
経営利益が下がったように見えるということなのかな?
上場企業で初年度収支残方式の会社は無いと書いてあるけど
それは経営が他より上手くいってるから、責任準備金が増えすぎてるってこと?
そして多すぎた準備金はそのうち帰ってくるという解釈でいいのかな?

詳しい人教えてください。

  • >>626

    初年度収支残とは便宜的にいうと(あくまでもイメージです)、その年度に得られた利益(イメージ的には経常利益)を普通責任準備金(以下、普通V)という負債として計上するものです。そして、会計処理としては翌期首にその普通Vを全額取り崩し、翌期末に翌期の利益を再度普通Vとして負債計上します(これは未経過保険料方式(以下、未経過P方式)も同じ)。すなわち初年度収支残方式というのは利益が一年遅れで認識されるというものになります。一方、未経過P方式というものは何かというと、保険会社決算はちょっと特殊で、PLに記載されている保険料は現金主義でして、それを普通V繰入というPL処理を通して発生主義に変換させているものです(たとえば10年契約で保険料10万円の契約は、PL上の経常収益では10万円が認識され、期間経過していない9万円を未経過保険料として経常費用で差っ引いて、負債計上する)。ここで経営が上手くいっているから、収支残方式かというと一概にそうではないかなと思います。ペット保険のように月払が多く、また保険期間が短い種目であれば未経過Pは低く出やすいため、安定している局面で投資を抑えれば収支残になりやすいです。現にペットを扱っている少額短期保険では収支残方式を採用している会社も見られます。アイペットは事業費率が最大手のアニコムと比べて15ポイントほど高く、かなり高コスト体質に見受けられます。一方で利益を出している源泉だった(初年度収支残を採用する大きな要因)低損害率ですが、近年かなり悪化しており、個人的にはチャネル戦略が失敗しているのかなと考えています。ちなみに「上場企業で初年度収支残方式の会社は無いと書いてあるけど」というのは出鱈目です(笑)。普通Vは種目(≒商品)単位で計算されるので、マリンのような利益率が高い種目では初年度収支残方式を採用します。これを書いた方は保険を知らないと思います(笑)。なんらかのご参考になれば幸いです。