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Kudan(株)【4425】の掲示板 2024/05/11〜2024/05/16

>>73

GAFAは目指さない。産業の深淵に潜り続ける謎の少数精鋭企業
https://
newspicks.com/news/3855321/body/

市場トレンドを見極め“深く潜り込む”

──KudanがDeep Techの研究開発に注力するきっかけは何だったのでしょうか。

大野『 私はKudanの創業に至るまでに、いくつかの英国企業で経営に携わっていました。あるゲームコンソール用のコンパイラ会社ではコンピュータ技術を、また別のゲームIP会社ではIP(知的財産)ビジネスに取り組んでいました。

 Kudanを創業する時点では、それまで存在しなかった事業を作ろうと考えていたのですが、私自身が熟知している技術とIPの双方を掛け合わせて、まったく新しい領域を開拓しようとしてたどり着いたのが人工知覚(AP)です。

 とはいえ、いきなりDeep Techであるアルゴリズム開発に着手したわけなく、実は戦略的に狙いすました結果として今のポジションに至っています。

 まず創業時に着目したのは、人工知覚(AP)の応用技術として期待されていたAR(拡張現実)です。当時、ARはプロダクトが技術的に未熟で使いにくく、競合もまだ少なかったため、自社開発のARアプリを比較的簡単にビジネスにできました。』

つまり、
AR、VR技術は【SLAM技術の応用】である。
【SLAM技術こそ金の成る木である】と創業者の大野氏は考えに考えに考え抜いた結果、
KudanをSLAM技術専業企業にする事になりました。

Kudan(株)【4425】 GAFAは目指さない。産業の深淵に潜り続ける謎の少数精鋭企業 https:// newspicks.com/news/3855321/body/  市場トレンドを見極め“深く潜り込む”  ──KudanがDeep Techの研究開発に注力するきっかけは何だったのでしょうか。  大野『 私はKudanの創業に至るまでに、いくつかの英国企業で経営に携わっていました。あるゲームコンソール用のコンパイラ会社ではコンピュータ技術を、また別のゲームIP会社ではIP(知的財産)ビジネスに取り組んでいました。   Kudanを創業する時点では、それまで存在しなかった事業を作ろうと考えていたのですが、私自身が熟知している技術とIPの双方を掛け合わせて、まったく新しい領域を開拓しようとしてたどり着いたのが人工知覚(AP)です。   とはいえ、いきなりDeep Techであるアルゴリズム開発に着手したわけなく、実は戦略的に狙いすました結果として今のポジションに至っています。   まず創業時に着目したのは、人工知覚(AP)の応用技術として期待されていたAR(拡張現実)です。当時、ARはプロダクトが技術的に未熟で使いにくく、競合もまだ少なかったため、自社開発のARアプリを比較的簡単にビジネスにできました。』  つまり、 AR、VR技術は【SLAM技術の応用】である。 【SLAM技術こそ金の成る木である】と創業者の大野氏は考えに考えに考え抜いた結果、 KudanをSLAM技術専業企業にする事になりました。

  • >>74

    しかし、ARアプリ開発はあくまでも人工知覚(AP)の研究開発を目指す上での入り口と位置付けてましたので、長く止まるつもりはありませんでした。

     次に扱ったのはAR関連のSDKです。つまり、ARのソフトウェアを開発するために必要なプログラムや技術をパッケージにして、新規参入する競合に売るビジネスにシフトしたのです。あの「ポケモンGo」がリリースされる2年ほど前でした。

    ──アプリ開発を経てからSDKに至った。

    大野 エンドユーザーに近い領域を上層、逆に遠い、つまりコアな技術を扱う領域を下層と考えてください。プレイヤーの数からいえば、上の領域の方が多いですから逆三角形になります。

     プラットフォーマーを志向する人々は、上に、あるいは横に広がりながら多くのエンドユーザーを取り込んでいきます。でも我々はあえて下層に向かう戦略を採りました。

     AR関連のSDKを作る企業も今では増えていますが、我々はこれも見越して「ARエンジン」の領域に下がり、さらに「アルゴリズム」の領域まで下りてきたのが現在地です。アルゴリズムの領域は、まさにDeep Techだと思っています。

    Kudan(株)【4425】 しかし、ARアプリ開発はあくまでも人工知覚(AP)の研究開発を目指す上での入り口と位置付けてましたので、長く止まるつもりはありませんでした。   次に扱ったのはAR関連のSDKです。つまり、ARのソフトウェアを開発するために必要なプログラムや技術をパッケージにして、新規参入する競合に売るビジネスにシフトしたのです。あの「ポケモンGo」がリリースされる2年ほど前でした。  ──アプリ開発を経てからSDKに至った。  大野 エンドユーザーに近い領域を上層、逆に遠い、つまりコアな技術を扱う領域を下層と考えてください。プレイヤーの数からいえば、上の領域の方が多いですから逆三角形になります。   プラットフォーマーを志向する人々は、上に、あるいは横に広がりながら多くのエンドユーザーを取り込んでいきます。でも我々はあえて下層に向かう戦略を採りました。   AR関連のSDKを作る企業も今では増えていますが、我々はこれも見越して「ARエンジン」の領域に下がり、さらに「アルゴリズム」の領域まで下りてきたのが現在地です。アルゴリズムの領域は、まさにDeep Techだと思っています。